学童で忘年会

週末、学童で忘年会がありました。我が家は、家族総出で参加。夫が仕事のあとにちょっと遅れてきましたが。

私も夫も初めてで、どんな感じかな…?とドキドキでしたが、なんにも緊張することのない、いつもの学童らしい忘年会でした☆

プログラムは子どもが考え、司会も子ども。お弁当を食べ、ジュースやお酒を飲みながら、ワイワイやりました。

面白かったのは、父母当てゲーム。

ある子どもが目隠しをして、複数いる保護者の手を握りながら、自分の親を当てるというもの。何人かの子どもが参加したのですが、意外にも!?みんな自分の親をちゃんとわかっていました!!

それから、お決まりのビンゴゲーム。

一番最初にビンゴになったのは、父母の方。大喜びでした。子どもはもちろん、親たちも(子ども以上に?)盛り上がっているのが学童の集まりのいいところです。

届かぬ思い

去る12月12日、横浜市議会第4回定例議会の本会議で、「学童クラブの改善を求める署名」について審議?がありました。結果は不採択…(涙)


そもそも、この請願についての討論は、「署名の不採択に反対する」立場から討論にたった共産党だけでした(インターネット中継録画はこちら、簡易議事録は下記)。請願自体には賛成したネットワーク横浜(無所属クラブ)の討論はありませんでした(議員数が少ないから?)。


採択に反対した会派(自民、公明、民主など)からは討論はありませんでした。


学童の先輩父母から「きちんとした検討・議論もないままに、不採択にされているんだよー!」と噂には聞いていましたが、私もインターネットでの議会中継(録画)を見て、ここまでとは…とビックリしました。


まず、この署名に関する討論が少ないことが残念。さらに唯一討論にたった共産党の議員に対するヤジがひどかったことに驚きました。もちろん、答弁が制限時間を超えてしまったことが要因なのでしょうが、それにしてもたった1~2分のことです。


「学童の改善を求める署名」は、学童クラブに子どもを預ける保護者たちが一生懸命に動き、横浜市民約360万人の1割を超える40万人が寄せたものです。しかも、テーマは未来を担う子どものこと。市議会として、もっともっと真剣に考えてほしいと思いました。


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横浜市議会 平成20年度 第4回定例議会 本会議

日本共産党 関美恵子議員の討論

●請願第71号「学童保育の改善について」


横浜学童保育連絡協議会から、学童保育の改善もとめた40万1468人の署名とともに提出されたものです。2008年度は、94クラブ、全体の58%が運営費を減額され、保育料の値上げも50クラブと少なくありません。少子化対策の中心的事業にもかかわらず、学童保育は運営費200万円以上切り下げられ、半数以上で運営厳しくなっています。入所児童数は増え続け、とくに高学年が毎年200人程度ふえており、放課後なくてはならない居場所になっています。(議長「終了時間です)。6年生にまで補助対象にするべきです。(ヤジヤジ…)。2008年度厚労省が学童2万カ所を予算化したことから、(ヤジヤジ…)計画的な増セイが可能になりました。大規模クラブの解消の際に(大きな声でヤジヤジ…)家賃補助するなど市の責任で施設の確保などが大事です。学童保育の改善をもとめるこの改善はハマッコ、キッズでも行われている事です。学童保育の役割、学童保育の改善を求める声に議会として答えるべきです。請願の不採択に反対し、私の討論を終わります。

学童で宿題終了!

最近、我が子にしのびよる変化…(笑)

それは、なんと「学童で宿題を終わらせて帰ってくるようになった」のです。

そもそも学童には、17時の「帰りの会」が終わった後に、宿題をやる時間があります。夏休みや冬休みなどの長期休業期間には朝に1時間ほど、みっちり学習の時間があります。

長期休業期間の学習時間は、班ごとに座って、静かーな、宿題をやらざるを得ないよーな雰囲気?のせいか、我が長男も7月中に夏休みのプリント宿題を終えるという快挙をとげたのですが、通常時には、学童の「宿題タイム」にまともに宿題をやったことはなかったのです(遊んでた!)。

ところが、最近、宿題を早く終わらせた方がたくさん遊べる(先延ばしにすると、あとで大変になる)という、とっても当たり前のことに、どういうわけか気がついたようで、学校の宿題を学童で完璧に終わらせてくるようになりました。

振り返れば、夏前の懇談会でも、子どもの宿題を学童でやってきてくれたら…というような要望が低学年の父母から出ていました()。上級生たちは、すでに学童で宿題をやってくるという習慣はついているのかもしれませんが、低学年はなかなか…という様子でした。

ところが、秋の懇談会では、指導員の先生から「上級生が、宿題を早く終わらせて遊ぼうぜ!という雰囲気をつくっていて、低学年でも早く宿題やろうという雰囲気ができつつある」というような話がありました。思えば、長男もそのブームにのっているのでしょう(長続きすることを祈りますが笑)

いずれにしても、単に、指導員が「勉強しろ、しろ!」とケツをたたくのではなく、上級生を中心にしながら、「早く宿題したほうが、お得だよ〜」という雰囲気つくり、そのなかで子どもの学力にも目配りをしていくようにするーー学童の指導員の方の力に感動しました。

とくに、共働き家庭では、平日の夜、帰宅時間は19時。就寝目標は21時。たった、2時間の間に、夕食、お風呂、歯磨き…(しかも、テレビも見ながら…涙)という、やることいっぱいなのに時間がない、子どもはいうこと聞かないという戦場の中で、宿題をやらせるというのは至難の業。

どうしても「早くしなさい!!」的なイライラ口調になってしまいます。学童で宿題を終わらせてきてくれることで、余計なストレスが親子共にないというのは、心休まることです。

残念ながら、多数の子どもが入れ替わり立ち替わり参加しているキッズクラブでは、「子どもの宿題まで面倒見切れません…涙」という状況だったので()、本当に学童に通わせていてよかった、と思う瞬間でした。

待遇にも課題●東京新聞

東京新聞での、学童にかんする連載の第二回目。
舞台は横浜の学童クラブ。
我が学童と同様、苦しい懐事情が描かれている。
国や自治体による財政援助の抜本強化が不可欠です。

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どうなる学校 学童保育の現状(中) 
少ない人手、待遇にも課題
<2008年11月8日 東京新聞>

 放課後児童クラブ(学童保育)は、指導員に支えられている。だが、低収入で雇用も不安定だ。そもそも学童保育には法的な設置基準がなく、運営主体、施設、指導員の資格や待遇などに地域差があり、質の確保が課題になっている。 (井上圭子)

 「A君、机に乗らないで!」「(転んだB君に)大丈夫?」「Cちゃん、そろそろ帰りの支度してねー」
 子どもたちの歓声に交じって指導員の大きな声が響く。五年前、横浜市保土ケ谷区のビルの一室を保護者有志が借りて開設し、市の補助金を受けて運営している「ときわ学童クラブ」。近隣四小学校の一-五年生の児童五十八人を、常勤二人、非常勤四人の指導員が交代で世話をする。
 常勤の女性指導員(47)の一日はこうだ。午前中は清掃やおやつ作りなどの準備をし、日中、児童が学校で熱を出せば親の代わりに迎えにも行く。午後は下校してきた子どもの宿題を見て、おやつを食べさせ、希望者には指定の時刻に習い事や塾に送り出す。
 ほかの子どもを公園へ引率し遊ばせたり、室内遊びをさせて午後七時の保護者の迎えを待つ。夏休みなどはキャンプや遠足などの引率もする。
 一日八時間以上勤務で月給税込み二十万円。昇給はない。登録児童はこの五年間で倍増。目の回る忙しさに、ついため息も出る。
 「ニーズが高まっているのに職員が少ない。財政面の公的支援も不十分で、夫婦どちらかがきちんと稼げないと家計は苦しい。情熱だけでは続かない」
 国民生活センターの調査(昨年三月)によると、全国の学童保育の運営形態は、公立公営が43・7%で最も多い。次いで公立民営が37・5%、民立民営が18・8%。保育の質を保つため未就学児対象の保育園では保育士数が決められているが、学童保育の場合、民立民営の約三分の一では指導員人数の配置基準がない。
 指導員の待遇にも課題がある。常勤指導員の平均月給(手取り)は民立民営で十八万円、公立民営で約十七万円、公立公営約三十万円。常勤より人数が多い非常勤はそれぞれその三分の一程度だ。常勤の平均勤続年数も、公立公営より待遇が劣る公立民営・民立民営は六年ほどと短い。非常勤だと三年前後で、指導員が定着できない。
 常勤指導員は保育士や教員免許保持者、非常勤は主婦や定年退職者、学生などに打診するが、条件が折り合わず、なり手探しは困難を極めるという。
 財源確保も四苦八苦だ。前出の「ときわ学童クラブ」は同市から年間七百二十万円余の補助金が出るが、運営経費は年間約千五百万円かかる。
 運営する保護者会代表の田村わかなさんは「今の懐具合では指導員の待遇改善は限界。これでも公立公営の約三倍の月一万五千円の育成料を保護者から徴収し、大家に家賃を相場の半分にしてもらってギリギリ」と苦しい台所事情を話す。
 全国学童保育連絡協議会の真田祐事務局次長も「施設一カ所平均の運営経費は年間約一千万円。一方、国・市区町村からの補助金は約二百四十万円でとても足りない」と言う。
 さらに自治体にとって学童保育事業は法的には「努力義務」だ。真田さんは「財政難の自治体だと力を入れない。学童保育を必要な人が安心して利用できるようにするには、国の十分な財政措置が必要」と訴える。

利用者増で過密化●東京新聞

東京新聞で、学童にかんする連載(3回)がありました。
我が家も、学童探しをする過程で、「過密化、定員過剰」を理由にして一カ所入所を断られた経験があります()。また、そんな横浜の学童保育の少なさ・不便さに、一時は都内への引っ越しも考えましたが、都内の学童を調べても、記事にあるように定員のある学童では待機児童がうまれている現状を知り、どこへ行っても同じか…と悲しくなりました。
そんな学童をめぐる現状がよくわかる記事です。

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どうなる学校 学童保育の現状(上)
利用者増で過密化
<2008年11月4日 東京新聞>

 放課後児童クラブ(学童保育)は、昼間家庭に保護者がいない子どもたちが集う場だ。最近、そのニーズが急増、だが整備が追いつかず、人材や財源確保も綱渡り。放課後の学校に居場所を設ける「放課後子どもプラン」との連携も分かりにくい。現状を報告する。 (井上圭子)

 「いただきます」
 おやつの時間が始まった。学校の教室ほどの大きさの育成室で、約七十人の子どもたちは、隣の子と肩を寄せ合うようにテーブルについた。
 ピーナツバターが塗られたパンとみかん、ジュースをほおばり、子どもたちがじっとしているわずかな間、指導員は一斉に保護者への連絡帳に今日の様子を書き込み始めた。
 東京都府中市の市立第三学童クラブ。児童百二十人を六人の指導員がみるマンモス学童保育だ。育成室は三カ所あるが、全員が室内で過ごす雨の日などは、床に本を広げるスペースもなくなる。
 ここと隣接の校庭で子どもたちは、放課後から午後六時まで、時間割に沿って集団で遊ぶ。班ごとの団体行動が基本だが、本来学童保育は思い思いに過ごす「生活の場」だ。「本当は部屋で本を読みたい」とぼやきながらみんなと屋外へ行く女子児童もいた。
 「これだけ多いと事故防止など安全管理に気を使う。子どもたちがバラバラに遊んだら目が届かない」と指導員の山口歩さんが話すように、通所児童増で安全管理が最大の課題になった。
 保護者も「目が届くか心配」「子どもが体調の悪い時に静かに休める場がない」と過密化に不安を隠せない。
 同市の戸井田昭次・児童青少年課長は「増設や改築で、通所できない待機児のゼロを堅持してきた」と話すが、「マンション建設ラッシュで利用希望者は増加の一途。財政負担は重く、どこまで増えるか正直怖い」と厳しい事情を明かす。
 学童保育の利用希望者は増加する一方だ。厚生労働省によると、全国の学童保育施設数は本年度約一万七千五百カ所、十年前から約八割増えた。通所する登録児童数も本年度は約七十九万五千人で、十年前の約二・三倍。大規模施設と定義される登録児童七十一人以上の施設比率は今年14・2%、十年前の四倍強。待機児童数も本年度は一万三千人に上る。
 利用者増について、全国学童保育連絡協議会の真田祐事務局次長は「共働き家庭やひとり親家庭の増加。さらに子どもが被害者になる事件の続発で、自宅で一人で留守番させられないと考える保護者が増えた」と指摘する。特に都市部ではその影響で「定員がない施設では過密化・大規模化が進み、定員のある施設では待機児が増えている」と話す。
 「潜在ニーズは高い。まだまだ足りない」と真田さんは言う。
 国は「新待機児童ゼロ作戦」を掲げ、登録児童数定員を十年後に百四十五万人増やす計画だ。だが、施設増設には、人材や財源確保が課題として立ちはだかる。

<放課後児童クラブ>
 働く両親やひとり親家庭の小学生が放課後に過ごす「生活の場」。夏休みなどは朝から通所する。利用料は月数千円が多い。1940年代、保護者たちの自主運営で始まり各地で独自に発展。現在は自治体や地域・保護者らなど運営主体は幅広い。91年、国も必要性を認め補助金制度を創設。97年の児童福祉法改正で「放課後児童健全育成事業」として社会福祉政策に位置づけられ、国と自治体に一定の設置・運営責任が生まれた。

20人のハードル

我が子の学童クラブで、いま、みんなが戦々恐々としている問題があります。それは、来年度、10名程度の入所児童が確保できるかどうかです。

そのために、近隣の学校や保育園などにポスターを掲示したり、チラシを配布したりと奔走しています。また、どうやったら児童を確保できるか、キッズクラブにはない学童の魅力をどうアピールするか、父母会・指導員で話し合いをすすめています。

運命の分かれ道は、1〜3年生の児童数が20名になるかどうか。

20名を割ると、補助金が減って、正規職員を1名しか雇えなくなります。我が子が通う学童は、現在、1〜3年生の在籍児童は20名+αで、なんとか正規職員を2人確保しています。

<補助基準>
小規模学童(1〜3年生で20人未満)の場合、指導員1名、補助指導員1名。
中規模学童(1〜3年生で20〜35人)の場合、指導員2名。
大規模学童(1〜3年生で36人以上)の場合、指導員2名、補助指導員1名。

でも、来年度は現在の3年生が進級してしまいますし、1年生で来年度やめてしまうかもしれない児童もいます()。ですから、我が子の学童でも、来年度なんとしても少なくとも約10名の児童を確保しなければ、学童をいまのまま存続してくことが難しいのです。

横浜の学童クラブは、公立はなく、すべて市からの補助金で運営するという形態をとっています。2006年までは、市からの「委託事業」ということで比較的安定的に助成が受けられたようなのですが、「はまっこ」や「キッズクラブ」という全児童対象事業を「学童代わり」に全小学校に設置していくという市の方針のもと、いわゆる「学童クラブ」(正式には放課後児童クラブ)は、「委託事業」から「補助事業」に格下げされてしまいました。

「補助事業」の場合、小学校1〜3年生までの在籍児童数によって補助金の額が変わってしまいます(「はまっこ」や「キッズクラブ」は小学6年生まで対象なのに!)。

いま、学童クラブでは児童数が増えすぎて大規模化するという問題もありますが、一方で「キッズクラブ」が設置された小学校区では、留守家庭児童が「キッズクラブ」に流れてしまい、「学童クラブに」集まる児童が減って、従来通りの補助金を確保するために、父母・指導員が新規児童の確保のために奔走しなければいけないという事態が生まれているわけです。

振り返れば、「補助事業」に移行してから、毎年、同じように父母・指導員が奔走しながらも、1〜3年生で20名の児童を確保して、運営を守ってきたことは本当にすごい。でも、それを今年も頑張っていかなければなりません…どうして、こんなに綱渡りな運営を強いられなければならないのでしょうか(涙)

一方、市による「キッズクラブ」の設置は進行しています(予算も増額)。

ある学童クラブは、いままで学校内に併設されていたそうですが、「キッズクラブ」を校内に新設するのに伴い、学童クラブは移転を余儀なくされたそうです。

国は、「学童クラブ」(放課後児童クラブ)も、「はまっこ」や「キッズクラブ」といった全児童対象事業と同様に位置づけるという立場を打ち出しています。

しかし、横浜市の対応を見ていると、明言こそしませんが、同等に位置づけるどころか、学童クラブを追い出し・つぶして、「キッズクラブ」に置き換えてしまおうという意図がありありと伺えます。

ある自民党の元市議会議員(現国会議員)は、自身のホームページで、H15年に学童を視察した感想として“『ただいま』『おかえり』という姿には、なんとも違和感を覚えるが、家庭の、親代わりという位置づけを考えればこういうものだろう。…改めて学童保育とはまっ子ふれあいスクールを視察して、両者のよいところを集めて、1本化すべきだと感じました”というようなのことを述べていました。

なぜ学童保育とはまっこを一本化してキッズクラブを増設していかなければいけないのか、明確な根拠もなく、学童つぶしが進められているのではと、市への不信が募るばかりです。

秋の懇談会

先日、我が子の通う学童で「懇談会」がありました。半年に一度くらいのペースで開かれ、父母と指導員がお茶を飲み飲み、1〜2時間ほど一人一人の子どもの様子について話し合います。

例えば…

ある保護者「うちの子、落ち着きがなかったり、嫌なことがあるといじけちゃうんですけど…学童ではどうですか?」
指導員「以前は嫌なことがあると隅っこでいじけてるとかありましたけど、最近は『あ、いじけちゃうかな』と思うような場面でも、気持ちを切り替えて楽しく過ごせるようになっていて、すごく成長を感じますよ」

など、やりとりがされていました。我が子についても…

私「うちの長男も、嫌なことがあるとヘソを曲げて、すぐに怒ったりするんです。この前学校の授業参観の日も、中休みに女子をからかっていたら、逆に反撃を食らってヘソを曲げてしまって、3時間目は、横向きに椅子に座った上に、先生が出した課題について『えーまたやるのー!!?』なんて突っかかったり。先生に、『またって、やったことないでしょう』と諭されてましたけど…」
指導員「えー、そうなんですかぁ。学童では全然そんなことないですよ。たしかに、竹馬の練習では、なかなか乗れなくて悔しそうにしているときもありましたけど、荒れるような感じはないですね」

とのこと。んーやっぱ、学童では?頑張っているんだか、満喫しているんだか、とにかく楽しくやっている様子でした…が、

指導員「あ!でも、やりたくないなぁと思うことがあったりすると、スッと姿を消して自分のやりたいことをやっていたりしてますね(笑)。宿題タイムも、遊んでいたりしてますし…」

なるほどー!忍耐強くやっているわけではなく、要はやりたいようになっている、ということみたいでした(汗)

ちなみに、この懇談会の最中は、子どもたちは子どもたちで遊んでいます。でも、幼児をつれた方は(我が家も)、トイレに行きたいとか眠たいとかお茶飲みたいとか、お茶を飲んだらこぼすとか(笑)あるので、落ち着いて話し合いに参加できる感じでもなかったりして大変ですが、なんとか合間合間に話し合いに参加しています。

署名活動

横浜の学童クラブでは、「子どもたちにいきいきとした放課後を」と題した署名活動を頑張っています(要請項目はこちら、ダウンロードはこちら)。年に1回集中的に取り組んで、例年35万筆ほどを集めて市議会に提出しています。

どの請願項目も、本当に実現してほしいと思うものばかり。今年は、11月21日現在で集められた署名は30万筆ほどだそうで()、例年並みに集めるためには、もう一踏ん張りです。

我が子の学童でも、署名係の方を中心に署名活動が展開され、一人150筆ほどの署名と街頭での署名活動に1回は参加することが割り当てられますが、それ以上集めている方も多く、頑張ってきました。

初めての署名活動に多くの父母がとまどいますが(たぶん)、でも先輩父母の丁寧な説明に励まされながら、ちょっとずつみんなで頑張っているようです。

実を言うと、正直、我が家も150筆という”宿題(?)”に夫婦で「マジ!!?そんなにやり遂げられるかな…」と不安&驚きでした。。

でも、時々に配布される学童の署名活動ニュースを読んで「ヤベ…!うちも真面目にやらないと(汗)」と喝(?)を入れられたり、街頭での署名活動で思いのほか集まったり…で、なんとかかんとか個人目標を達成しました!

一番嬉しかったのは、やっぱり小学校のママ友たちの協力。恐る恐るメールで、署名への協力をお願いしたら、みんな快く協力してくれて、本当にうれしかったです。

ただ悲しいことに、父母・指導員の情熱にも関わらず、いままでにこの署名が採択されたことはないそうです(涙)。市議会では例年、日本共産党だけが署名の採択に賛成し、他会派の反対で否決されてしまうそうな。

なぜでしょうか…、反対する方の意見、学童の実態をどの程度把握しているのかをきちんと知りたいところです。

でも、父母会の署名係さんの話によれば、「市議会で採択されたことはないですが、その後、署名にかかれた要望は徐々に取り入れられていっています(学童予算が増えるなど)。だから、採択・不採択に関わらず、この署名はとても意味あるものです。」とのこと。

あとは、この署名がその後、議会でどう議論されているか、ここにもきちんと注目していきたいです。チャンスがあれば、私も一度市議会に傍聴に行って、この目で確かめてきたいですね。

学童やめちゃうの?

子どもを学童に通わせている知人のBさん。

「うち、来年から学童はやめて”キッズ”に通わせようと思ってるんだ…」

とのこと。以前から、私にキッズクラブから学童に変えた経験について、いろいろ聞いてきてくれていたのは、そういう悩みがあったからだったんだなぁと思いました。

Bさんのお子さんが通っている小学校は、キッズの参加人数もあまり多すぎず、我が長男が通ってきた大規模キッズクラブのような問題はあまりなさそうだとのことでした(参加してみないとわからないけど…)。

Bさんが、キッズに変えようと考えている一番の理由は、「職場と学校と家が隣接しているのに、学童だけが遠くて迎えが大変」ということだそうでした。

「子どもの成長とか体験とか考えると、絶対学童がいいと思うんけど、正直学童までが遠くて…。”キッズ”から帰って、短時間だけど、一人で家で待っていてくれたら、正直”楽だなぁ”って思っちゃうんだよね」

「あと、学童のイベントもつらい」

とも話してくれました。たしかに、学童には「イベントを通じて、みんなで成長しよう」というような独特の雰囲気がありますから、それになじめなかったのかもしれません。

「学童での体験が、私の人格に大きな影響を及ぼしている」と痛感し、また「学童のような場所での体験が、これからの世の中で”生きる力”を育んでくれる」と感じている学童育ちっ子の私。

そして、我が子に対しても「小学生の貴重な時間を有意義なものにしてほしい」「少しくらい遠くても、できるだけ学童に通わせたい」と強く思っている私とは、考えに大きな違いがあるんだなぁと思いました。

学童の父母にもいろいろな考え、事情の方がいます。

「竹馬できたよ」

先日、長男の通う学童では秋のメインイベント?ドッジボール大会を終えました。ドッジボールが得意な子も、苦手な子も、みんな頑張ってました!

そして、これからの時期。

竹馬、ゴムだん、一輪車、こま、けん玉、なが縄など、いろんな遊びに挑戦して、できるようになると「名人」になれるという「目標を持って遊びを頑張るシーズン」になるようです。

目的は、うまくなるとか、他人と競争するとかではなくて、「真剣に、あきらめないで練習すること」。学年ごとに挑戦する種目は違い、また上級生が下級生に教えたり、「名人」の認定をしてくれるそうです。

でも、この「目標を持って遊びを頑張るシーズン」は、当初、長男にとっては「自由に遊べる時間が減った」という印象が強かったらしく、

おかぴ「今日は学童で何して遊んだの~?」
長男「今日は遊んでない!」
おかぴ「え、公園行ったんでしょ?」
長男「行ったよ。それで竹馬やった」
おかぴ「へー!竹馬で遊んだんだぁ~すごいね」
長男「竹馬は遊びじゃないの!練習なの(怒)!!」

とちょっと、不満そうでした(笑)。でも、それからしばらくしたある日。

おかぴ「最近、竹馬どうだーい?」
長男「できるようになったよ!10歩とか20歩とか歩けるようになった!!」

と、とっても嬉しそうに教えてくれました。きっと、最初は竹馬に上手く乗れなくて、面白くなかったんだけど、やっていくうちにできるようになって、楽しくなってきたんじゃないかなと思いました。

一人一人の子どもが友達と励ましあって、少しずつでもこういう達成感を感じられるような「目標を持って遊びを頑張るシーズン」、とっても素敵ですね。

2009入所説明会一覧

いよいよ2009年度の学童クラブ入所説明会が各地ではじまるみたいです。

来年度、新一年生の方はもちろん、また「キッズと学童どう違うの?」とお悩みの方、「キッズに行かせてるけど、やっぱ学童のほうがいいかな」と悩んでいる在校生の方も、まずは行ってみる価値あり!と思います。

区単位で合同説明会をやっているところもあれば、各クラブごとに説明会をやったり、両方の場合もあるし、さらにはもう入所の申し込みをスタートさせているところも、随時募集のところも、あるようですので、まずは、身近な学童をチェックしてみてください。

★「うちの区、学童少ないから無理…?」と思われた方も諦めるのは早いです!近隣の区の学童に通っている子どももたくさんいますので(我が家もしかり)、近隣の区の学童もぜひチェックしてみてください!私立・国立小学校から通っている子も増えているみたいです★
※我が家の近くの学童は?→横浜学童保育連絡協議会

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2009年度の入所説明会を、HPなどで調べた範囲で一覧にしました(08年11月10日現在調べ)。子どもたちの出し物があったり、保護者の声も聞けるみたいです。
また、多くの学童が随時募集もおこなっているようですので、詳しくは直接お問い合わせください。※我が家の近くの学童は?→横浜学童保育連絡協議会

【ブロックの合同入所説明会】
 ●港北区 2008年11月29日(土)14時~@港北区社会福祉協議会
 ●旭区 2008年12月6日(土)10:00~12:00@旭区役所 新館2階・大会議室
 ●保土ヶ谷区 2008年12月6日(土)13:30~16:00@ときわ学童クラブ
 
【クラブごとの説明会】
 ●中区
  本牧かもめクラブ(大鳥、本牧、立野、北方、元町、横浜双葉、門間、石川、国大付属)
  2008年年11月16日(日)13時半~
  2009年年1月18日(日)13時半~
 ●栄区   
  本郷台学童保育所(笠間、西本郷、国大附鎌倉、本郷、公田)   
  2008年12月14日(日)10時~
  2009年1月18日(日)10時~、2月14日(土)13時~
  栄かぜの子クラブ(西本郷、小菅ヶ谷、本郷台、倉田)
  2008年12月14日(日)10時~
  2009年2月7日(土)14時~
  くでん学童保育所(本郷、桂台、犬山)
  2008年12月6日(土)14~15時
  2009年1月17日(土)11時~(餅つき大会も同時開催)、2月21日(土)14~15時
 ●港北区
  きたつな学童クラブ(北綱島、高田東、新吉田第二)
  2008年12月13日(土)14~16時
  2009年2月14日(土) 14~16時
 ●保土ヶ谷区 
  たけのこクラブ
  2009年2月7日(土)15時~
 ●泉区
  中田学童保育所おひさまクラブ(中田、くずの、東中田、伊勢山、本郷養護)
  中田学童保育所たいようクラブ
  2009年2月15日(日)10時~
 ●戸塚区
  つくしんぼクラブ(小雀、東俣野)
  2月14日(土)16時~、21日(土)16時~
  
【入所募集開始】
 ●西区
 藤棚台学童クラブ(東、一本松、稲荷台、太田、戸部、本町、関東学院、精華) ※姉妹学童・西前学童クラブ
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キッズやめちゃうの?

夏休みが明けた9月。

子どもをキッズクラブに通わせているママ友からは、「うちの子、キッズ行かなくなっちゃったんだ~」と、そんな声がチラチラ聞こえてくるようになりました。

先日も道端でバッタリ会ったママ友のKさん(パートで働いている)。

Kさん「うちの子(1年生・男)、キッズ行かなくなっちゃったんだー…」
おかぴ「えー!なんで?!」
Kさん「一応、毎日キッズカード(出席カード)はもたせてるんだけど、『行きたくない。疲れたー』って、結局家に帰ってきちゃうんだよねー…」
おかぴ「でも、誰もお家にいないんでしょ?」
Kさん「うん…だから、鍵を持たせて。私が帰ってくる17時過ぎまで一人で家で待ってる」
おかぴ「家で一人で何して待ってるの?」
Kさん「テレビ見たり、寝たり、時々は近所の子と公園で遊んだりしてるみたい」
おかぴ「そっかぁ~」
Kさん「いまのところ問題はないけど、やっぱ心配だよね…なるべく早く帰るようにしてるんだけどさぁ。○○くん(おかぴの長男)は、学童楽しく行ってるの?」
おかぴ「そうだね…かなり満喫…」
Kさん「そっかぁ、学童行かせるのもいいよね…でも、うちってパートだから学童行っても短時間かなって考えちゃったりすると、なかなか悩むんだよね…」
おかぴ「たしかにね…でも、学童って、子どもが預かってもらえるだけじゃない、いろんな刺激とか仲間とか、親同士の交流とかあっていいよ」
Kさん「そういうのはいいよね…考えてみるよ」

同じくママ友で、パートで働いているAさんにもバッタリ会ったとき。

Aさん「うちの子(1年生・女)、もうキッズクラブ行ってないんだ~」
おかぴ「えー、どうして?」
Aさん「ん~、キッズクラブに行って、お友達がいなかったりするとつまんないじゃん。そうすると、『今日は行きたくなかった』とか言って。キッズに行って、お友達がいるときはいいんだけど、キッズに行ってもお友達がいなくてつまらなかったことが続いてから、『もう行かない』って言って行かなくなっちゃったんだよね…キッズ難しいね」
おかぴ「それで、いま放課後はどうしてるの?」
Aさん「鍵を持たせてるから、それで一人で家で待ってるか、お友達の家に行ってるか。あとは、私のパート先(家の近く)に来て待ってるときもある」
おかぴ「そっか~なかなか悩ましいね」

そうはいっても、留守家庭の子でも楽しくキッズクラブに通い続けている子もいます。でも、キッズクラブで苦労しているお友だちの話を聞くと、思い切って一緒に学童に行かないかなー!(そしたら、長男も集団で登所できるし…)と思って結構誘ってるんですが、なかなか学童を知らないことももあってか、踏ん切りがつかない方が多いようで…もったいない!と思ってしまう毎日です。

続・学童の送り問題

楽しかった夏休みも最終盤。

「夏休み越えれば、長男くんも学童にも慣れて、行き方もわかるし、学校から一人で行けるようになるしょう」

とかなり期待も込めて思っていた、夏前。さて、夏休みも終わりを間近に控え、現状は…

長男「僕、一人で行くなんて淋しすぎる…涙!」

現状に進展なしな様子…涙。

しかし、親だけで説得しても、子どもは親に対する甘えもあるから、たぶん「頑張って一人で行って見る」なんていう話にはならないことは目に見えていたので、これは、学童の先生と、私と、子どもとでちゃんと話し合わないといけないなと思い、話し合いの場を設けました。

先生「○○くん(長男)、学校始まったら、一人で学童に来られる?」
長男「…(首を左右に振る)」
先生「でも、学童には来たい?」
長男「…うん(首を縦に振る)」
先生「じゃあ、どうしようか」
長男「学校に迎えに来てほしい」
先生「なんで?」
長男「迷子になっちゃうかもしれないし、心配だから(涙声)」
先生「じゃあ、学校の前じゃなくて、学校の近くの公園で待ち合わせはどう?」
長男「……(首を立てに振る)」
先生「じゃ、公園の前で先生と待ち合わせにしようか」
長男「うん」

少しずつ、一人で歩ける距離を増やして行こうという作戦です。

その後、先生からお話があり、基本的に指導員が迎えに行くこと、指導員の都合がどうしてもつかないときだけ私たちに迎えを頼むことで対応しましょうとのことでした。

先生が迎えに行ってくれるなんて…本当にありがたい(涙)もちろん、こんな子どもが複数いたら無理なんでしょうか、不幸中幸いか、我が家の長男だけみたいなので、対応したもらえることになりました。

これで、本当にいろんな意味で安心して仕事ができるなと思いました。

子ども同士のトラブル

夏休みのある日。 長男が「明日から学童に行きたくない(涙)!」

理由を聞くと、上級生の男の子にたたかれたとのこと。
先生に事情を聞くと、上級生が不快になるような言葉を、長男がふざけて言ったこと(本人には悪気なし)がきっかけらしい。

ということで、お互い様なんだが、お互い「ごめんね」と言えずに意地の張り合い…(笑)

先生とも相談して、私が長男に「先生に聞いたら、○○くんも本当はごめんねって言う気持ちでいるってよ。許してあげられる?」と聞いたものの、長男はふてくされたまま。 でも、その後は、ケロッと忘れてしまって、いつもの様子にもどっていました。その上級生とは、いまでも仲良く(喧嘩しながら…笑)遊んでいるみたいです。

子ども同士のトラブルや喧嘩、当たり前だけど必ずあるもの。

これを保護者と先生が一緒になって、子どもに働きかけて解決するし、子ども同士の関係を深めるきっかけにできる、学童ってやはり素晴らしい、そう思う出来事でした。

キッズクラブに娘さんを通わせていたママ友は

「キッズクラブは、子ども同士のトラブルにも、適切に働きかけてくれる人が少ないから、結局、子ども同士が『合う合わない』ということだけに原因を解消せざるをえなくて、最後はやめちゃう子もいるんだよね。とくに女の子は。うちの子もお友達トラブルで半年でキッズをやめちゃった」

と話していました。

子ども同士のトラブルを清算的にしか解決できないか、それとも子どもが成長するチャンスにできるか、このあたりにもキッズクラブと学童クラブの違いってあるのでは、と思いました。

いよいよキャンプ!

学童では、夏休みには、これぞメインイベント?!のキャンプがありました。

正直、学童育ちの私からすると、準備も含めて子どもが大きく成長する夏のキャンプがあるというのが、学童の大きな魅力でした(キッズクラブはないのです…涙)。

ただ、このキャンプというのは親の仕事も多いし、体力も使うし、父母の中には「苦手」な方もいるのも事実なようですが。

我が長男の学童では、キャンプに向けて班ごとに竹で箸をつくったり、一年生は準備のためにお泊り合宿をやったり、上級生もリーダーキャンプなるものをやって、集団作りと自覚を高めたりしているみたいでした。

キャンプは2泊3日。

キャンプ係りの父母を中心に、親たちが一丸となって働きます。食事作り、キャンプファイヤー、魚釣り、川遊び、山登り、ハイキング、肝だめしetc…

でも、子どもたちが山を登りきったり、ハイキングで最後まで歩ききったり…やりとげたという達成感に満ちた顔をみせたときに、親たちは「本当に良かった!」と思うんですよね。

また、先輩のお父さん、お母さんのたくましさにも感心しました。

どの子も我が子!という姿勢で、怒るときは怒るし、褒めるときは褒めるし。夜の飲み会では、「おかぴの長男って、一直線、曲がったことが大嫌いなタイプだよね(笑)。でも、次男くんは優しいね~」なんて、お互いの子どものことを率直に話し合ったり、相談しあったり。

いろんな意味で勉強になります。

はじめての夏休み

長男、はじめての夏休み。お盆中の帰省を除いて、毎日学童に通うわけです。

一日の過ごし方は
8:30~9:00 登所(遅刻厳禁!)
9:00~10:00 お勉強タイム (かなり静かに、みんなちゃんとやっている!)

夏休みのプリント系の宿題も、結構出されましたが、学童のお勉強タイムであっという間に終了!本人の希望ではじめたにもかかわらず、たまりがちになっていた「チャレンジ1年生」のテキストも、ほとんど前期分は終了させることができました。しかも、班ごとに学習するため、わからないところは上級生に教えてもらったり、○つけもしてもらっているようでした(笑)。

10:00以降は日によって違いますが、週2日は11:00くらいから徒歩30分ほどのところにある市営プールにみんなで行くようです。

ある日、早退のために学童近辺を通りかかったら、炎天下の中、みんなで車に気をつけながらきちんと歩く姿を目撃。「こりゃ、鍛えられるわ(忍耐力、協調性)」と感心。

その他、週に1日ペースで昼ごはん作り。その他に、週1~2日ペースで映画観賞や観劇、遠足、陶芸教室などイベントがあります。

たしかに、決して広いとは言えないスペースで一日中子どもたちが過ごすことは、あまり安全上も精神衛生上もよくないということからなのか、毎日、子どもたちが楽しく通える工夫がほどこされている印象です。

しかも、どのイベントも子どもたちの意思や話し合いが尊重されます。映画は何を見るかとか、食事作りのメニューは?とか。。

それから、途中に学校のプールやサマースクールに参加する児童には、きちんと配慮がされ、参加する子どもたちに声かけして、集団で送り出したり、ときには先生が送ってくれることもあるみたいです。

そして、夕方17時~は恒例の「帰りの会」があって、17時半過ぎに一日は終わります(それ以降も19時まで開所)。

キッズクラブに通わせているママ友からは

「キッズには毎日、すごい人数の子どもが参加していて、わけわからないよ~。1日で最高200人以上参加した日もあるらしい。だから、基本はお弁当持参禁止。キッズクラブからのプールやサマースクールの参加は禁止。交渉して、留守家庭の子ども(17時以降も利用登録)は、なんとか、朝から参加して、サマースクールやプールに参加したり、お弁当持参して食べてもいいとかいうことになったけど…。職員さんも、てんてこ舞いな感じだよ」

という話も聞いただけに、正直「学童って安心して子どもを預けて働けるな」という安堵感を持ちました。

時間、料金、送迎比較

ちなみに、①キッズクラブ、②学童クラブ(横浜父母運営)、③キッズベースキャンプの利用時間、利用料金(入会金、月謝、食事)、送迎の比較をしてみました。

※いずれも2008年度時点、また同じクラブでも施設によって多少の差異があるようですので、あくまで参考に。
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【利用日数、時間】
①月~土。月~金は放課後~19時(延長なし)。
 土曜や長期休暇中は8:30~19時(延長なし)。
②月~土。月~金は放課後~19時、土曜は~18時(延長なし)。
 長期休暇中は8:30~19時(延長なし)。
③月~金は放課後~19時(~22時まで延長あり・有料)
 土曜日はイベント開催日で、イベント開催がない場合は休業。
 長期休暇中は8:30~19時(~21まで延長あり・有料)。

【利用料金】
<1、入会金>
①なし(傷害保険500円)
②1~2万円(クラブごとに違う)
③2万1000円(兄弟入会の場合は無料。詳細

<2、月謝>
①17時以降利用の場合…月契約5000円、スポット利用1日800円
②14800円(兄弟割引あり、月による変動なし)
③週5日利用(土曜は別料金)…平常月42000円、3・4・7月50400円、8月73500円(兄弟割引など各種割引あり)。
 ※長期休みパックもあり…18日まで利用可のAコースは68250円(詳細

<3、食事・おやつ代>
①昼食は弁当持参のみ(忘れた場合は不明)、おやつ代は1回100円
 ※17時以降利用の場合、月契約5000円+参加日数×100円
②昼食は基本は弁当持参
 (忘れた場合は、うちの子の学童はサービスで簡単なものを作ってくれるらしいが、500円を徴収して弁当を買出しに行く学童もあるらしい)。また、弁当不要の食事づくりデーなども結構ある(無料)。
 毎日のおやつ代は無料(保育料に込)。その他、おやつづくりデーや、月1回おこずかいデーがあり、自分たちで好きなおやつを買い出しに行く日があり、子どもたちの楽しみ。いずれも別途料金不要。
③昼食は弁当持参でも注文でもOK。夕食は注文のみ。注文する場合は一食630円(個数によって外部の弁当の場合もあれば、その場でつくってくれることもある)。おやつ代は無料。

【送迎】
①基本は小学校内に併設。
 季節に応じて指定の下校時刻までは自分で帰宅してよい。それ以外は迎えが必要。
 ※指定下校時刻…3~9月17時、10~11月・1~2月16時半、12月16時
②学校併設でない場合は、学童児たちが集団で学童へ行く。集団がない場合は、学童と要相談(先生が迎えに行ってくれる場合もある)。
 帰宅は、最近は親の迎えが多いが、一人または同じ方向の子どもたちと集団で帰る場合もある。習い事の場合の早退などは、一人または同じ目的の集団で行く。
③指定学区内なら無料でのバス送迎あり(詳細

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子どもにとって小学生時代とは、
長い人生から見ればほんの一瞬ですが(しかも低学年だけでいえばさらに)
自分の体験をふりかえっても、
その後の人生の土台となる大事な1日1日。

そのときに、子どもが生き生きと成長できるよう、
どんな環境がよいのか、
子どもといっしょに自分の目でたしかめつつ決めていただければいいなと思います。


☆「学童保育ってどんなところ?」
 最近みつけたサイトです。わかりやすいので、ご紹介します。
http://allabout.co.jp/gm/gc/303196/

キッズベースキャンプ

ところで先日、武蔵小杉駅ホームを歩いていると…「キッズベースキャンプ」なる学童保育のポスターを発見。

「学童保育機能を備えた送迎つきのアフタースクール キッズベースキャンプ」

とのこと。なかなかおもしろそうではあるし、送迎付とはなかなかよさげのようす。とくに、学童までの送迎で頭を悩ませている私たち夫婦には、送迎付なんて魅力!

…でしたが、よくみると我が家の近隣にはないのと、何と言っても利用料が高額。

週5日の利用で、通常42000円。夏休みはなんと73500円!だそうな…。一人まで通えたとしても、兄弟2人で通ったら、夏休みは14万7000円か…(各種割引もあるらしいが…)。国や行政の援助をまったく受けない、企業の学童保育機能付放課後施設ということみたいですね。

残念ながらたとえ、近所にできても利用できませんな….。

学童の父母会活動②

ただ、正直、東京23区育ちで公立の学童しか経験したことのない私にとって(といっても゛子ども゛としてですが)、横浜に移り住んでみて、公立の学童が一切なく、すべてが父母による運営であることはカルチャーショックでした(あと中学校給食がないことも!)。

つまり、横浜で子どもを学童に通わせようとする保護者は、必然的に、しかも突然に「運営主体」ということで、「運営&経営」についても責任をおっていかなければならなくなるわけです。

児童を一定確保しないと市からの補助金がもらえないので、児童の確保から考えないといけませんし、その上に職員の確保、保育料の徴収、職員への給与の支払い、施設確保、家賃の支払いなどなど…基本的な運営については行政が責任をもっている都内では考えられないような仕事と重責をおわされるわけです。

長男の通う学童の父母会の方々も、私が入所を希望した際に、こうした点も含めた「父母会活動」ができるか(物理的&心理的に)を気にされていました。

実際、そうした横浜市の学童の現状を認識された方は、当然のごとく「父母会活動って大変そう‥学童やっぱ無理かも‥」と思います。その意味で、父母が「お客様」でいられないのが現実です。

とはいえ、学校であろうが学童であろうが、子どもの教育や保育にとって「親がお客様」ということはよくないことだと思いますので、保護者の参加が不可欠なのは学童の運営主体が行政であろうと父母であろうと同じと思います。

ですが、「父母が運営に全責任を負わないといけない苦労」の背景には、横浜市の子育て支援政策が不十分であるという問題があることを見逃してはいけないと思っています。

つまり、「学童の父母会の重責=必然ではない」、市の政策次第で改善の余地があるということです。学童に入ってみて、こうした横浜市の子育て支援が遅れている現状に直面し、市に対して改善を求めていかないといけないと痛感しています。(だから、署名活動大事ですよね!)

で、結局やっぱり「学童の父母会活動って、つらいの…?」

と思われそうですが、実際に学童クラブ入ってみて感じたことは、その「重責」のわりには、父母のみなさんが楽天的に、そして楽しく、でも真剣に、うまく?役割分担しながら父母会活動をされています。その姿に、私自身は正直ホッとしました。

それに、学童を守り発展させるためにどうするかをみんなで真剣に話し合う姿に、感動しましたし(親たちがこんなに真剣に議論している場って、他にあまりないんじゃないんでしょうか)、「私も頑張ろう(できる範囲で…)」と思い、なんか励まされました。

学童の父母会活動①

「学童の父母会活動って大変そう…」とよく言われますが、長男の学童の父母会活動はこんな感じです。

【参加必須】
●月一回の父母会(2~3時間)
●懇談会(半年に一度くらいのペースで開催。父母、指導員で子どもの様子を交流。子育ての悩みを指導員や先輩父母に相談できる場でもある)
●夏のキャンプ(2泊3日)
●秋の署名活動(学童条件の改善を市や国にもとめる署名活動。集めるノルマがあったりします…)

※もちろん事情で参加できない場合もありますし、署名のノルマが達成できなくても、それなりに許されます。

【その他の行事、活動】
●新入生歓迎会
●秋のバザー
●ドッジボール大会
●大掃除、忘年会

これらは、会長、副会長を筆頭に書記、バザー係、キャンプ係、署名係などの役割分担をして行われます。

その他、運営面でいうと会計関係は、保育料の徴収、職員への給与支払い、家賃支払いなど(会計係)、対外的な活動としては横浜市学童保育連絡協議会の会合への参加(連協係)、市議への要望懇談会(有志?)、新入児童確保の活動としては新入生の募集チラシの配布、ポスター貼り、説明会の実施などを担当者を決めてやっているようです。

たしかに、大変なこともある父母会活動(とくに運営面では…)ですが、こうした活動を通じて、父母同士は仲良くなるし、子どもの様子はわかりますし、私としては運営に関われること自身は(過重負担では無理ですが)、歓迎しています。子どもの様子も、運営も何もかもが見えずらいキッズクラブでのストレスに比べれば、むしろ安心材料でもあるな、という印象です。

はじめての父母会

入所した翌々週末、はじめての父母会。

私も自己紹介させていただきました。あと、議題はなんだか忘れましたが、とにかく夏のキャンプのことから、学童予算の充実を求める署名活動、施設のことなど議題は盛りだくさん。

それぞれについて係の父母からの報告、それに対する意見などざっくばらんに話し合われました。

あと、先生からこの一ヶ月の子どもの取り組み、それを通じての子どもの変化や成長について報告されました。

やっぱ、こういうところが学童「保育」の本当にいいところだな、と思いました。ただ、預かってくれるだけじゃなくて、子ども一人一人を、一人の人間として、また発達の可能態としてとらえ、働きかけてくれるわけです。

で、子供同士も親同士も議論し、つながりあうことで「相手のよさ」をみつけていける!

子ども時代に、こういう居場所があるかないかって、子どもの人生にも親の人生にも大きな影響を及ぼすものかなと思います(私の実体験でもありますし)。

…って、まだ学童ライフははじまったばかりなので、あわてないで行こうと思いますが(笑)、キッズクラブで親子共にしんどい思いをしてきた私たちにとっては、はじめての父母会も感動の嵐だったわけでした。

コミュニケーション復活

学童ライフがスタートした、翌週の土曜日に一年生の父母だけの懇談会がありました。先生とお茶をしながら、家での様子や学童での様子を話し合いました。

我が家の長男については、私からは「学童に行って活き活きと生活しています」と伝えましたが、先生からは「まだお友達と馴染むよりも、先生にくっつきながらお友達と遊んでいます」というようなお話でした。

まぁ、はじめのうちは仕方ないので様子を見つつですね…という感じでしたが。

その他、一年生の父母の困っていることとしては「家では疲れて宿題がやれてないことが多々…」と口々に悩みが出されると、先生が「じゃあ、学童でもやるように言いますね(笑)」と心強いお話がありました。

キッズクラブでは、困ったことや相談したいことがあっても、そもそも誰に相談すればいいかもわかりませんでしたし、主任やパートの方に話してみたところで、言葉では言わないまでも「一人一人のお子さんの様子まで把握しきれません…」と実際、門前払いな様子にかなりストレスを感じていた私たち夫婦には、子どものこと親のこと、学童でのこと、ざっくばらんに話し合って、「指導員の方とコミュニケーションがとれる!」ということに、本当に安心しました。

学童の送り問題

学童ライフがスタートし、長男もかなり活き活きと通っている様子に、本当に安心していました。

…が、問題は学校後の学童までの送り。

同じ小学校で複数名の学童児がいる場合は、集団で学童へ行くらしいのですが、実は、我が子の小学校から学童クラブに通っているのは、うちの長男だけ。でも、長男は一人で学童までの徒歩20分近くもかかる道のりを

「一人で行くなんて淋しすぎる!僕は無理…涙」

ということで、基本的には夫婦で送ることに。お互い、職場を途中で抜けて(1~2時間も!)学校から学童まで送っておりました。

でも、職場から下校時刻までに学校に間に合わなくて、長男が独りぼっちになってしまって泣きながら近くの交番に駆け込むこともしばしば。親も罪悪感。。

仕事も忙しいし、それなのに途中で泣く泣く退席して、学童まで送って、職場に戻って、あ~仕事はすすまないし、またもやお迎えの時間は迫るしーー!!どちらかに迎えを頼む日は、長い残業が待っているし。。

学童ライフも楽じゃない(涙)。もう、仕事つづけられないかも…横浜ってどこまで共働きに冷たいんだ!!と泣きそうな毎日でした。

あるママ友の友人(横浜市の他区在住)は、学童に子どもを通わせる親たちが輪番制で、子どもの送りをしている学童もあるとのことでした。

いよいよ学童ライフ

いよいよ学童ライフがスタート。

学校の担任の先生にも相談をして、集団下校の班を学童に行く方向の班に変えてもらいました。そして、集団下校の班で、学校の門まで出てきたところで待ち合わせをして、学童まで一緒に行くことにしました。

初日は、私が職場を途中で抜けて自転車で学校へお迎え。学童までチャリで送っていきました。

学童に到着して、長男はソロソロ…とドアを開けながら「ただいまー」と中に入っていきました。私自身は学童に信頼を寄せていましたが、そうはいっても「学童でうまくやっていけるかな。大丈夫かな」と思いながら、見送り、職場に戻りました。

そして、夕方。学童にお迎えに行って帰宅。

学童での様子は、聞いてみましたが…正直よくわかりませんでした。でも、家ではメッキリ機嫌もよく明るくなり、イライラした様子がなくなりました。

なにより、朝「キッズに行きたくない!」ということでのトラブルがなくなり、親としてはホッとしました。

学童探し再チャレンジ


翌月曜日の朝、気を取り直して、もう一ヶ所の比較的近くにある学童にあたってみようと、そこの学童に電話をかけてみました。明日なら見学と面接OKですよ、とのことでした。

「今日から学童だよね!」

そういう長男を何とかなだめながら、今日だけはとキッズに行くように話しました。でも、長男はその場で手紙を書き始めました。

「キッズにはいかせないで」

その手紙を読みながら、胸が苦しい思いをしながら、泣く泣くキッズに行くように話して、長男もしょんぼりしながら学校へ行きました。翌日の夜、学童クラブに見学&面接に行きました。

学童の面接で、父母会の方は、学童は父母会が運営主体であり、毎月の父母会など含めて父母の仕事・責任がそれなりにあること(同時に、それが父母同士のつながりを深めて楽しいこともあわせて)を理解してもらえるかどうかを気にされているようでした。

でも、私たち夫婦はともに学童育ちで学童の意味や大事さについて感じていることを伝えたら、「それなら大丈夫ですね。父母会としては入所OKです」とすぐに受け入れてもらえました。

指導員の方は、長男が途中からの入所で子どもたちに馴染めるかなども心配されていたようでしたが、こちらはとにかく放課後の行き場を何とかしなくてはという切迫した気持ちでしたので、入所後のことは徐々に相談したいと伝えました。

それから、学校から子どもの足で徒歩20分以上もある学童まで、最初から一人で行くのは難しいから、私たち夫婦と指導員の方が交代で、学校までの迎えをすることで合意しました。

とりあえず、息子に「明日からキッズじゃなくて学童だよ」と伝えたときの安心した表情に、私たちもホッとしました。

一ヶ所目の学童断られ

学童見学に行った翌日。

バスで学童まで通う練習をと、バスに乗っていたちょうどそのとき。父母会の役員さんから電話が…

「やはり定員の問題がありまして、受け入れられません。申し訳ありません」

ガーーーーーー…ン。

バスを降りて、入所できなくなってしまった学童の前まできて、長男は「明日からここに来るんだ!」と意気揚々としているのに、「ここの学童はダメなんだって…」とは言えず。。

「キッズクラブもダメ、学童もダメ…どこまで共働き親子に冷たいんだ!横浜は!!」

と、真剣に都内へ引越しも考えてしまいました。

学童クラブ探し

バタバタした生活のなかで、学童探しも遅々として進んでいなかったのですが、長男のほうは、もう我慢が限界。明日からでもキッズクラブには行きたくないというので、大急ぎで学童クラブ探しをスタート。

そういえば、保育園時代のお友だちで学童に行っている子がいたわ…と思い出し、早速その学童クラブへ連絡。いつでも見学にいけるとのことで、翌土曜日に実際に見学に行ってきました。

雑居ビルの1Fのかなり狭いスペースでしたが、子どもたちは楽しそうにしていましたので、ぜひ入所したいと思いました。指導員の方に一通り説明を受けましたが、受け入れが厳しいというような話もありました。

「実はうちの学童、入所者が急増していて、現在所属が70名近くいます。いまは条件無しで希望者を受け入れているんですが、来年度からは親の勤務状況などで優先順位をつけて受け入れないと…という話もでてるんです」

厚生労働省の新基準で70名を超えた場合は分割しないといけない(でないと補助金が出ない)という法律ができるらしく、大規模学童はどこでも頭を抱えているらしいのです。

かといって、分割しても、そもそも分割する場所探し、資金、職員探しなどなどの課題が山積していて、実際に分割することはかなり難しいのです。

厚生労働省の狙いとしては、大規模学童を減らして適正規模の学童を促進したい狙いらしく、それ自体は間違っていないのですが、学童自体が少ないのに定員だけもうけるということになると「学童難民」がうまれるという事態もうまれています。

…なんて、他人事のように解説している場合でもなく、ようは我が家も「あなたも受け入れられないかもしれません」とやんわりと言われてしまったわけです。

困った…涙。でも、ここの学童の指導員さんも

「運営主体は父母会なので、父母会にはかってからでないとお返事できないのですが、ご両親ともにフルタイムで、事情を聞くとかなり必要性は高いし、個人的には是非とも受け入れたいと思っています…」

と温かいお言葉をいただいて、それを希望に申し込み書類を書いて帰りました。

長男も、ここの学童に通えるんだ!とワクワクしながら、学校から学童までバスで通う練習もしたりしていました。

学童クラブを探す決意

しかし、親の体験からしても、「キッズクラブをやめたい」という子どもの訴えも至極当然のような気がしました。

また、入学前に、キッズに子どもを通わせていた先輩ママさんの話を思い出し、長く行き続ける子どもが少ないという状況がなぜうまれているのかも、なんとなく理解できるようになりました。

実際、キッズクラブの参加者は低学年が中心で、中学年、高学年になるにしたがって参加者は減っていくようです。

キッズクラブは、出入りも遊びも自由にできるということで、それが合うお子さんもいるでしょうし、また学校帰りにたまに友達と参加したいというような場合にはとてもいい施設だと思います。

ただ、我が家のように共働きで長時間(長期休み期間になればなおさら)参加しないと行き場がないような子どもにとっては、しんどい場所なのかもしれないと思い、思い切って学童クラブを真剣に検討することを決めました。

入学後1ヵ月半が過ぎた、2008年5月下旬のことでした。

キッズをやめる決意

脱走事件のあと、家に帰って、もう一度長男の話をよく聞いてみることにしました。 親の推測も含めつつ、長男の思いを解釈すると

①「キッズに長くいさせないでほしい」=「取り残される淋しさ」
 
 ○留守家庭の子も、そうでない子も入り乱れて参加しているー留守家庭でない子は、早い子で16時、遅い子でも17時には次々と帰っていってしまう。そのなかには、それまで遊んでいたお友だちもいる。その子たちは、自由に出入りして、先に帰ってしまうのに、自分は帰れない。

②「キッズは飽きた」=「自由という名の放任」

 ○実は使える施設が少ないーキッズクラブは、自由に遊べるというのが売りの一つ。しかし、校庭や体育館も含めて学校施設は、学校の都合で使える時間が結構限られている。となると、校庭などが使えない日や時間帯は、キッズクラブの施設内だけで遊ぶことになる。

 ○子ども関係をサポートする大人がいないー大勢で狭い施設で遊ぶとなると、遊びを伝承したり、子どもたちのトラブルがおきたときに発達に応じて仲介し、それを通じてコミュニュケーションのとり方を学びあっていくためのサポートが必要になるが、そうした存在が極端に少ない。保育や教育の有資格者はほとんどいないのでは?

 ○脆弱な職員体制ー職員数が絶対的に少なく、子どもたちをサポートできない。しかも限られた職員が、子どもの出入りをカードで確認する業務に忙殺され(誰が来ていて誰が来ていないかなど)、参加している子どもに目が行き届いていない。職員自体が入れ替わり立ち代りのため、子どもたちの様子を系統的に見ていない。

→自由に遊んでいいですよというが、実際には学校施設の利用には制限があるし、子どもの遊びや人間関係をサポートする職員がいないため、子どもが長時間耐えられない、ということらしい。

勝手に帰宅は茶飯事?

勝手に帰宅してパニクッた私たち親子でしたが、まわりの方の話を聞くと、それは日常茶飯事な様子…

というか、みんな「よくある話」という感じでした。

ある専業主婦の方は、夕方病院に行くから、その日だけはキッズに行くように子どもに話して出席カードももたせた。が、いざ病院に行こうと家を出た瞬間、子どもが帰宅。

母「え、なんでキッズ行くようにって行ったじゃない!?」
子「だって、○○ちゃんが帰るっていうから私も帰りたかった」
母「……(病院は中止)」

あるパートの方は、夕方突然職場に電話が。しかも、キッズに行っているはずのお子さんから。

子「○○ちゃんと、△△(ちょっと遠方)に行ってもいい?」
母「え、ちょっと待って!ママももうすぐお家に帰るから、お願いだから待ってて」
子「えー…(ガチャン。なんとか無事だったものの出かけてしまったらしい)」

などなど。

もちろん、子どもの行動の全てを親が管理できるわけではないですが、「行くも行かないも自由、出入りの激しい、日によって参加メンバーが違う」というキッズクラブでは、子ども自身も毎日落ち着いて通うというふうになりにくい面があるのかなと思います。

もちろん、留守家庭のお子さんでも毎日きちんと通っている方もいますし、参加を予定しているお子さんが欠席している場合にはキッズクラブの職員の方から「来ていませんが…」と心配の電話はかかってきますが。

勝手に帰宅事件

異変が続いたある日。

長男は朝から「今日はキッズには行かない。一人で家に帰る」というようなことをほのめかしていました。

「帰っても誰も家にいないよ」と言っても、むしろ「家に帰ってきて!」と親に懇願してくるような始末で、結局、話し合いの決着がつかないままに登校。親も、かなり不安を抱えつつも出勤しました。

そうはいっても、キッズに行ってくれるだろう…という微かな期待を裏切って、午後1時半すぎにキッズクラブからおかぴの携帯に電話が。

キッズ「今日、息子さん、お見えになっていないんですが、参加する予定の日ですよね?」
おかぴ「もちろんです。え、来てないんですか?」
キッズ「他の子どもの話では、さっき門のところで見かけたっていうんですが…こちらには来ていないんです」
おかぴ「えー!!ちょっと探しに行ってみてもらえないですか?」
キッズ「えっ、あっ、ちょっとこちらでは無理です。学校側にも連絡してみますが…。それに、もう家に帰っているかもしれませんし、お母様からも家に電話して確認してもらえませんか?」
おかぴ「え、まず門のところまで行ってみてもらうことはできないんですか?」
キッズ「えっ…あっ…、お互いに探してみましょう」

はあぁぁぁああ???お互いに探してみましょうって、こっちは東京で仕事中なのに、どうやって探せって言うんでしょうか???

と、怒り心頭な気持ちを抑えつつ、夫に連絡。そして私も、なんとか職場を早退させてもらって、急いで自宅へ戻ってみることに。

その間、何度も小学校の副校長先生から連絡があり、学年の先生方が総動員で近隣、自宅付近を捜してみてくれているとのことでした…(涙)。

最寄の駅に着くと、また学校から電話があり、「交番で保護されていました」とのことで、ダッシュで交番へ。交番に行ってみると、担任と副校長先生に付き添われて号泣している息子の姿が…。

夫もかけつけて、二人で先生方にお詫び。

事情を聞くと、一人で学校から帰って自宅へ→自宅に誰も居ないことに絶望して、母の職場に行こうと自転車で駅のほうへ向かっていた→途中で道がわからなくなって泣いているところを、小学校の保護者の方に声をかけられて交番へ行った、ということらしいのです。

あぁ、こうなってしまったか…という気持ちと、長男が健気でかわいそうだなと思う気持ちと、先生方に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちと、どうしたらいいのかわからない…というパニクッた気持ちとがごちゃごちゃになりながら、なんとか家に帰りました。

異変

そんなこんなで、親としてはキッズクラブに思うところもありましたが、子どもが楽しく通っているならそれが一番と思っていました。

ところが、小学校生活が始まって1ヶ月半くらい経った頃、長男が「キッズに行かせないで!」と毎朝言うようになりました。

…そういえば、4月下旬くらいから、キッズクラブの帰りに「お菓子かってくれなきゃいやだ!」「ガンプラ買いたい!」etcと妙に荒れているなぁという気はしていたのですが。

親としては、行ってもらわないと困る!と言いたい気持ちをこらえて、まずはなんで行きたくないのかとよく聞いてみることに。

おかぴ「キッズ何がイヤなの?いじめられた??」
長男「…いじめられてはいない」
おかぴ「じゃぁ、何がいやなの?」
長男「飽きた!!!」
おかぴ「遊びがおもしろくないの?」
長男「早くお迎えに来てほしいよ。長く居させるからイヤ。お願いだから、行かせないで」
おかぴ「…」

親としては、なかなか困った状況になって、キッズクラブにこのまま行かせるのは難しいなという気がしていました。

学童クラブって?

じゃあ、学童クラブって何?

よく学童は「子どもの生活の場」なのが特徴、といいますし、まさにそれに尽きるんですが、それって、体験していない人からするとなかなか実感がわかないんじゃないかという気もしてもどかしいところです。

ちなみに、私が子ども時代に体験した「学童クラブ」のイメージは(あくまで個人的体験ですが)、

①「ただいまー」「おかえりー!」…家に帰ってきたような安心感。まさに居場所ってやつですね。
②いつも同じ指導員(保育や教育の専門資格がある)がいて、困ったことがあったら話せるし相談できる人がいる。親やお兄さん、お姉さんみたいな存在。
③いつも同じ仲間、上級生がいて、喧嘩もするけど、遊びもするし、自分たちでルールも決めたり、行事に向かって力をあわせたりしながら、切磋琢磨して成長できる。私の子どもだったときの感覚から言うと「なんか、毎日充実してる!」という感じだったでしょうか。

もちろん、③の要素は、②と保護者集団のサポートがあってこそ成り立つものです。

また、②では低学年、中学年、高学年ごとに役割が違います。だから、低学年は中学年を見てあこがれ、成長意欲を育てるし、中学年は高学年に…というように発達に応じた能力の育成が図られるわけです。

学童クラブの子どもたちは、学童クラブでの生活を通じて、たくさんの遊びや自由な発想に磨きをかけると同時に、コミュニケーション能力や自分の欲求をコントロールする忍耐力、人に自分の意見を伝える能力、集団で何かをやりとげる達成感や自信をつけていくことができると思います。

その点で、指導員も子どもも含めて「毎日ほとんど同じメンバーがいる」というのは、本当に重要な要素だと思っています。

もしも学校が、「毎日好きなクラスに行っていいですよ~」という風になってしまったら、担任制による年間を通じたクラス集団作りもできません。先生も毎日子どもが変わったら、系統的に子どもの発達を観察し働きかける、子どものつまづきに気づくなんてことはできないでしょう。だから、集団をつくる上で、メンバーが同じということは大事なことだと思うのです。

その点で職員も児童も出入りが激しいキッズクラブでは、学童クラブのようなことはできないと思います(キッズがダメだということではなく、キッズに学童的機能があるというには無理があるということです)。

もちろん、学童クラブが合わないというお子さんも実際にはいるようですし、キッズクラブに比べてはるかに密な学童クラブの父母関係が合わないという方もいると思います。また、キッズクラブでも十分楽しいという人もいるかもしれません(長続きした話はあまり聞きませんが…)。

ただ、私としては、貴重な、人生で二度とない小学生時代をどう有意義なものにするかと考えた場合、学童クラブというのは本当にかけがえのない存在であると、自身の体験から痛感してます。

キッズ=「学童」?

入学後1ヵ月。

「キッズクラブに、学童クラブ的機能がある」といわれていましたし、私たちもそう信じていました。しかし、学童クラブを経験して育ってきた私たち夫婦からして、正直「ここには学童的機能はない」と実感しつつありました。

17時以降も子どもを預かっている…ということが、市が「学童クラブ的」ということの中身らしいのですが、17時以降も預かるというだけでは(それは必要なことですが)、それは「学童」とはいえないのではないでしょうか…(実際、私が子どものときの学童クラブは17時で終わりで、集団下校していましたし)。

もしも、学童クラブ(学童的機能)を、子どもが預かってもらえさえすればいいというような「コインロッカー」的な役割りだと思われていたら本当に残念なことです。

実際、「キッズクラブと学童クラブって同じじゃない?子ども預かってくれる場所でしょ」という声もよく聞くのですが、それは私からすると

「学校と塾って同じじゃない?子どもが勉強する場所でしょ」という議論と同類にみえるのです。でも、多くの方は、「学校と塾って同じじゃない?」といわれたら、「それは同じではないでしょう」と、ご自身の体験に基づいて言うと思います。

それと同じように、学童育ちの私からすると、やっぱり「キッズクラブと学童クラブは同じではない、まったく別物」と思うわけです。

落書きで反省文!?

キッズクラブでのコミュニケーション不全にストレスを感じていた私ですが、実は、それは私だけではなかったようです。

あるとき、キッズクラブに子どもを預けているTさんとバッタリ会って話しになったところ、Tさんも同様の思いを感じているようでした。

夏休み期間中のあるとき、Tさんの息子さんがキッズクラブが所有する図鑑に落書きをしてしまったそうな。そうしたら、図鑑の落書き部分のコピーと一緒に、反省文を書いてきてください(親も)、と手紙が来たとか。

Tさんは、先日、子どもをキッズに送った際、職員の方に「今朝、鼻血を出したので様子をみてください…」と言ったのに、それさえ無視された事件があったばかりだっただけに(本当に聞こえなかっただけなのかもしれませんが…)、「図鑑のコピーをとる暇があったら、子どもの様子を見てほしいよね!信じられない」とかなりご立腹でした。

そのほか、キッズクラブに子どもを預けているKさんの話。

職員の方に、「放課後、キッズで宿題やらせてもらえますか…?」と(控えめに)お願いしてみたが、「こんなにたくさん子どもがいたら、一人一人に声かけなんてできるわけないでしょう!!」と切れられた…そうな。

職員一人一人はいい人なのかもしれないけど、施設も狭くて職員も少ないのに、参加児童が多いときで200人なんて施設として無理がありすぎですね。正直、職員の方が運営だけでいっぱいいっぱいになっている印象です(職員の方は頑張っておられると思うのですが)。

家に親がいる子どもが、放課後に遊びに来る場としてはいいのでしょうが、留守家庭で他に行く場所がないような子どもが、安心して通い続けられるような場所なのか…。しかも職員の対応に親自身がストレスがたまるなんて、ちょっとツライなぁ…と思い始めていました。

コミュニケーション不全

キッズクラブの対応に、親として戸惑うことが多くなってきました。まず、毎日のように受付の職員の方(バイトの学生)が違うことが多く、こちらの名前をなかなか覚えてもらえない…ということがありました。お迎えに行っても

おかぴ「ありがとうございましたー!」
バイトの学生さん「えー…誰のお母さんですか?」
おかぴ「○○です(苦笑い)」

これが、毎日繰り返されました。また、あるときは

おかぴ「今日はどんな様子で遊んでましたか~?」
バイトの学生さん「あーどうだっけな。たぶん夕方頃校庭で15分くらい遊んでました」
おかぴ「…(それだけ??)」

保育園時代は、帰り際に先生と今日の様子などを聞いたり、気になることがあれば相談したり…とコミュニケーションが取れていたのに比べると、子どもの様子はほとんどわからない(子どももいろいろ話してくれるが断片的だし)。 しかも、何か気になることなどで様子を聞きたくても、誰に聞けばいいのかもわからないというのが正直困ったなと感じました。

とはいえ、まぁ、小学生なんてそんなもんかと思いつつ。しかも、毎日そんな感じなので次第に、子どもの様子を聞いたりするのは途中で諦めました。

…が、ある日の帰り際。いつもは奥で事務作業をしている職員の方がめずらしく出てきて、何か言いたそうにしているので、何か問題があったのでは?と思い話しかけてみました。

おかぴ「今日、何かありましたか…?」
職員「あのー…今日のおやつ代100円っていただきましたっけ?」
おかぴ「…渡しましたが」
職員「ですよね。すみませんでした」

…深刻そうな顔をしているから何かと思ったら、お金の話でした…。しかもたった100円の(涙)。普段は子どもの話なんて一言もないのに、話しかけてきたと思えば、お金の話だなんて…。

ここは、本当に子どもの健全な発達を願っているところなんだろうか…と考えてしまう出来事でした。

学校が始まってから

入学式を終えて、いよいよ本格的に学校生活がスタート。

授業が終わると、キッズクラブに行く子どもたちだけで集合して、キッズクラブに行くらしい。 給食がない期間は、お弁当を持って、給食が始まると、給食の後にみんなでキッズクラブへ…といっても、しばらくは、17時以降も利用するいわゆる「留守家庭児童」だけの参加。

4月も半ばを過ぎ、一年生の集団下校期間が終わると、「留守家庭児童」以外の子どもたちもたくさん遊びに来るようになったようです。

キッズクラブでは、主に校庭で遊んだり、体育館でドッジボールをしたり、17時以降は部屋で将棋やトランプをやったり…のびのびと過ごしているように見えていました。

キッズクラブ初日の夕方

仕事を終えて、キッズクラブにお迎え。

長男は、おやつを食べ終えて、アルバイト?の大学生と一緒に遊んでいました。
職員の人に今日の様子を聞ければ…と思いつつも、見渡すとアルバイトの学生ばかり。

まぁ、一応と「今日は、何か変わった様子はなかったですか?」とバイトさんに聞いてみたが、 「あー…たぶん、校庭で遊んでいました」とのこと。

よくわからない回答だけどやむなし、と長男と家路へ。

おかぴ「キッズはどうだった?」
長男「楽しかった!今日は、校庭でいっぱい遊べた」

ホッ…よかった。そんな感じで、職員とのコンタクトはなかなかとれないというもどかしさはあるものの、子どもが楽しそうに通っているということでよかったと思う毎日でした。

キッズクラブ初日の朝

いよいよ4月。

保育園を卒園して、いよいよ小学校生活に突入…でも、学校が始まる前の1週間を朝から夕方までキッズクラブにお世話になるわけです。

初めての場所で大丈夫だろうか…などなど親子共々不安いっぱいな気持ちもありながら、長男は「小学校で遊べる!」とワクワクしている様子。

お弁当と水筒をリュックサックに入れて、8時半に、さぁ出発。

キッズクラブに着くと、保育園で遊んでいた仲間が、もう遊び始めている。長男も、キッズクラブのなかに一目散に入ると、受付でカードを出して、荷物をロッカーに入れて、親のことなんかすっかり忘れて遊びに行ってしまった。

あー…一安心。これで、安心して仕事にいける。

職員の人に「お願いします」と声をかけて出勤しました。

キッズクラブへ見学

入学直前の2008年3月。

キッズクラブの登録&見学会があるということで、ママ友と子どもたちと一緒に行ってみました。

まず、入口で登録の書類を渡して(保険料500円を振込み済領収書添付)、4月以降の参加日にチェック。もちろん我が家は、4月1日から平日は毎日参加にしました。

それから、主任と思わしき職員の方に質問。

おかぴ「職員は何人くらいいるんですか?」
主任「専任職員は、私一人で、あとはパートとボランティアの人が毎日複数いますよ」
おかぴ「参加児童は何人くらい?」
主任「低学年の8割近くが登録しています。その全員が毎日参加するわけではないけど、毎日常時40~50人が参加しているかなぁ。夏休みは、プールの後に子どもが来たりして、200人以上が来るときもあるんです」
おかぴ「17時以降も利用している児童は何人くらい?」
主任「20~30人くらいかな。新一年生でも、もう10人前後申し込みがありました」

それから、施設のなかを見学。

入口に子どもの出入りをカードでチェックするための受付があり、その周辺が子どもがブロックなどで遊ぶスペース、トイレ、奥には事務所と兼用の「静かに遊ぶスペース」。

「静かに遊ぶスペース」には、本棚、長机、簡単な炊事場もあり、17時以降も過ごす子どもがおやつを食べたりするらしい。

この施設のほか、隣にある学校の体育館や校庭も時間帯によっては自由に利用できるそう。

とはいえ、このスペースに最高200人も来たら入りきらないのでは…、40~50人でもいっぱいいっぱいな感じなのに…施設が狭い。これで、のびのび遊べるんだろうか…。

ただ、おもむろに中を見学していると、保育園時代に一緒に遊んだ仲間たちがみんないたこと、それから3~4年生の女児が、連れて来ていた長女(0)に近付いてきて「かわいいぃ~。手も足もちっちゃいっ」と楽しそうに話している姿を見て、

子どもたちは、子どもらしく楽しそうにしているな、と安心して、「キッズで大丈夫だろう」と思っていました。

入学前年の秋

就学時検診もあり、そろそろ入学準備を考えないとと思い始めていた、入学前年の2007年秋。

子どもの放課後をどうしているかについて、同じマンションにいる共働きをしているママ友Sさんに聞いてみました。

Sさん「キッズ、費用が安い(17時以降利用は月5000円)からいいよね」
おかぴ「へぇ、それはいいかも」
Sさん「でも、キッズは合う合わないが結構あるらしいから、それが難だね~。うちの子(3年女)は、2年生まではなんとか通っていたけど、下の子が入学してからは、二人で帰ってきて家で待ってるよ。心配だけど、帰ってからの行動範囲だけは約束してやりすごしてるかなぁ」。


もう一人、Uさんにも聞いてみました。

Uさん「うちの子(3年女)は、キッズがあわなくて…っていうか、友達関係がこじれてから行きたがらなくなっちゃって、1年生の秋くらいから、キッズには行ってないんだ~」
おかぴ「えー!1年の秋から?で、いまはどうしているの?」
Uさん「キッズに行かなくなってからは、鍵を持たせて、家で一人で待ってる。私もパートの仕事を、前よりも早く帰らせてもらってるんだ。あとは、お友達の家に遊びに行ったりしてるみたい」

なるほどー…キッズは、途中で行かなくなっちゃうとかいろいろあるんだ。

と思いつつ、そうしたトラブルは「女の子だから起きていることなんだろう」と安易に解釈して、まぁ、うちの男児は誰でも仲良くするタイプだし大丈夫だろうと思っていました。

学童クラブは、横浜でもあるのは知っていたのですが、わが子の小学校からだと一番近いところでも徒歩20分以上…

学童クラブまで通えるかなぁという不安と、キッズクラブでも「学童クラブ並」の保育の質があるのだろうという安易な思い込み、同じ保育園の友達もみんなキッズに行くみたいだしということで、「キッズに行かせればいいかな」と思っていました。