「小児科医が警鐘! 放課後子ども教室へ移行しゆく“学童クラブ”の現状」

ネットで、こんな記事を見つけました。
「学童と放課後の本質をわきまえた区別は必要」という小児科医の指摘には、
うなづくところが多くありました。
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「小児科医が警鐘! 放課後子ども教室へ移行しゆく“学童クラブ”の現状」

 『“学童”と“放課後”はどちらも児童が放課後を安心して安全に過ごせる場所という意味では決して対立する概念ではないため、一体的に進めることは可能です。ただし、“学童保育”というものの本質をわきまえた区別は必要と考えます。

たとえば、東京都のある区では学童と放課後を一体化してから学童登録の子どもまで“おやつ”を廃止しました。管轄する教育委員会の説明では、「分け隔てなく対応するため」という言葉が使われていましたが、これは小児科の医師としては看過できません。“学童登録”の子どもたちは夜の7時頃まで親に会えないのです。当然お腹もすいてきますし、仲間や指導員の人たちとおしゃべりをしながら一緒におやつを食べて過ごす時間は、子どもの心身の健全な発達のために必要です。

また、その区の別の一体型教室では、「熱が出た」というので保護者が子どもを迎えに行ったら、「何十人もの子どもたちが飛び回る教室の床の上にじかに寝かされていて毛布もなく、子どもが悪寒に震えていた」という報告も、実際にあります。これなども、純然たる“学童保育”の当時ではありえなかった問題の一例です』(前出・小児科医)

学校までのお迎え問題

この間、メールの調子が悪かったのですが、
気づくといくつかDMが来ておりました‥。
メールをいただいた方には、お返事できなかったことをお詫びします(涙)

さて、いただいたメールにもあったのですが、
やはり学童のデメリットで言うと
「学校の外にある」ことがあり、
そのために学校から学童までの移動の問題があります。

とくにわが家もそうですが、
キッズが設置されている学校だと、
学童に通う子どもが少ないので、
少ない人数で学童に行かねばなりません。
(わが家の末っ子さんも、
学年にたった一人の学童っ子ですし)

そういうこともあり、
うちの子の通う学童では、
1年生の間は先生が学校までお迎えにきてくれます。

先日は、子どもの下校が予定よりも若干早かったようで、
先生が学校に到着する前に、
子どもが校舎から出てきていたようです。
校舎の前に先生がいないことに気づいた末っ子さんは、
一人でシクシク‥。

この日学童にお迎えにいったときに、
先生から「様子を見ながら、必要なら、
2年生になってもしばらくお迎えに行ったほうがよさそうですね‥」
とお話がありました。

もちろん学童ごとに体制の違いなどがありますが、
うちの子の学童では、
子どもの様子を見ながらていねいに対応していただいて
本当に感謝感謝です。

どんな人が利用しているの?

私のまわりには、
キッズと学童、それぞれの利用者がいるので、
どんな人が利用しているのか、
ちょっと勝手に分類してみました。

私のまわりでキッズクラブを利用している共働きの方は、
 ①パートなど勤務時間の短い方、
 ②アパレル関係など土日出勤があり、平日に休みがある方、
 ③頼れる祖父母が近くにいる方
 などが多い気がします。


逆に、学童は
 ①週5日フルタイムの方(共働き、シングル)で、
 ②近くに祖父母など頼れる親類がいない方
 ③国立や私立の小学校に通学しているお子さん
 が多い気がします。
 その意味でお仕事的に結構ハードな人が多いかもしれません。
 ママで言うと看護士さんなど医療関係の方も結構いますね。

学童クラブを選ぶ理由は?

放課後に子どもが過ごす場所として、どこがふさわしいかは、
保護者のは働き方や価値観、
子どもの個性、環境などによって
だいぶ違うと思うので、
一概には言えないのですが、
学童クラブに預けている保護者に
「学童を選んだ理由」をアンケート調査した結果を、
最近みつけましたので、ご紹介します。

「横浜市・利用ニーズ把握のための調査(H25.12)」

「学童クラブを選んでいる理由」
1位・預けていると安心だから(67.5%)
2位・充実した時間を過ごせる場所だから(33%)
3位・迎えに行きやすい場所にあるから(22.3%)

「学童クラブを利用して」
1位・友だちが増えた(60.2%)
2位・お家の人と学童クラブのことを話したり、一緒に参加するようになった(36.6%)

ちなみに保護者の満足度は、「満足」+「やや満足」で67.9%

だそうです。わが家もほぼ同じ感想です。

とくに、「預けていると安心」はそのとおり。
何かあっても先生がちゃんと対応してくれる、
=「信頼できる」大人の目があることが何より安心できるポイントです。

(続)東京・板橋区の新あいキッズで



東京・板橋区の「新あいキッズ」(全児童対象事業)について、

フェイスブックを見ていたら、

またまた、次のような書き込みが目に飛び込んできました。

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2014/7/2
今日、板橋で子育て中のママ友とランチをしたとき、

放課後全児童対策「新あいキッズ」では今年度、

児童の骨折が相次いでいるという話を聞いた。


何と4、5月で4件も。


うんていから落ちた小2男児は、
指導員に腕の痛みを訴えたのに、きいてもらえなかった。
母親がおかしいと思って病院に連れて行ったら、折れていたそう。

指導員には学生バイトもかなり入っているといいます。
職員の体制も薄く、1人ひとりをとても見きれないのでしょうね。

こんなペースで骨折事故が起きていたら、
そのうち命に関わる事故だって起きてしまうかもしれない…。
保護者だったら、そういう不安を感じます。

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横浜のキッズクラブも、

子どもたちが校庭で遊び回っている様子を、
学生のアルバイトさんが、

遠くからポツンと見守っている姿をみかけました。


その様子を見た、私の感想は、
「市民プールの監視員さん、みたい‥」
です、正直。

しかし、「新あいキッズ」の事件が本当だとしたら、
「監視員」にもなっていなかったということですね。

子どもの安全を確保するということを、
甘く見てはいけないと思いました。




やっと学童が楽しくなってきた

先日、学童の最大級イベント=サマーキャンプを来月にひかえ、
一年生とグループの班長さんのお泊まり練習?がありました。

わが家の末っ子長女さんも、1年生ということで、
お着替えとパジャマと歯ブラシ、寝袋を持って参加。

行く前は、「やだなー」「お泊まりが終わったらすぐに迎えにきてよ」と
何度も念押ししていたのですが、
一晩あけて、お迎えにいくと、
「楽しかったよ、うふふふ(思いだし笑いらしい)」とご満悦でした。

実は、この間、学童になかなか馴染めなかったのか(原因は不明)
毎朝「今日は、早くお迎えにきてよ」を連発していたので、
今年は一年生がたくさんいるし、馴染めないのかな、
親としては困ったなーと思っていたところでした。

ところが、お泊まり会を境に、
学童を楽しめるようになったようで、
お迎えにいくと、
「今日はコマ回しがちょっとできるようになったよ」
「いま気になっているのは、○○くんと○○くん」(恋話?)
と帰り道の話も花が咲くようになりました。

長男、次男はすぐに学童に馴染んだのですが、
やはり女の子は、元気な男の子がいたりすると気後れしちゃったり、
女の子同士のタイプの違いとかで、
ちょっと馴染むのに時間がかかるのかもしれません。
それでも、いろいろなイベントをとおして、
子ども同士が、ちょっとずつお互いを知り合い、
関係をつくっていけるのは学童の良さかなと感じました。
いずれにせよ、親として子どもが楽しんでいってくれていることが何より。

東京・板橋区の新あいキッズで

先日、フェイスブックを見ていたら、
次のような書き込みが目に飛び込んできました。
 
東京・板橋区で「学童にかわるもの」として
この4月からはじめられた「新あいキッズ」(全児童対象事業)の様子について、
保護者の方からの書き込みです。
 
ご本人の了解をえて、転載します。
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2014/4/1 
 
 新あいキッズ初日。心配だったので16時に迎えにいく。
 今日は45人の子どもに、おとなが8人。男性が多いのと、全体的に年齢が若く、正直言って親としてはかなり不安。子育て経験者がいないのではないかと思わされた。男性が多く、場を力で支配しようという感じもあり、ていねいな研修が必要だと思った。
 おそらく大学生だろうバイトの女子学生がいて、子どもたちが桜の花びらを投げていた。それは子どもにとっては「友だち」になろうのサイン。それに対して、大人として嫌がっていたので、その場で保育指導をした次第w。子どもは残酷でかわいいだけじゃない。しかし、誰か一人でもいいから、その子の居場所になってねと伝える。
 全体的に子どもの名前をスタッフは覚える気がない感じでそれも気になった。
 児童館でポケモンを1時間みたという。どこでもそうなのかなあ…。
 正直言って、請け負い業者の研修が必要だと思った。保護者として問題点を鋭く指摘して萎縮させるのではなく、ていねいに対話していきたい。
 しかし、かなり事態は深刻と見た。
 
2014/4/3
 
 小1の壁に直面しているところ。
 次男の学童をどうしようか、いまから心配になっています。‥安心して預けて働くといことがこの時点であたりまえではまったくないこと、ひるがえって、それまではあたりまえだったことを痛感しています。
 この瞬間、子どもは何をしているのかという心配が頭から抜けません。
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  「ボランティアの学生ばかり」「名前も覚えてもらえない」など、
長男が小1のとき、キッズクラブに通っていたときの様子と同じで驚きました。
 
 そして、子どものことが気になって安心して働けない気持ちも、痛いほどわかります。

「新あいキッズ」は、その後、父母の方が行政と交渉などされて、
少しは改善されたところもあるようですが、
子どもに遊びスペースを提供することと、
子どもの育ちをみる「保育」ではまったく違います。


子どもにとって人生の土台となる大事な小学生時代だからこそ、
親としては「質」のほうも大事にしたいです。

 

無事に学校から学童へ

学校が始まり、放課後、学校から学童まで行く生活がスタートしました。

今年の1年生で、学童に行くのは、いまのところわが子のみ。
1年生の間は、学童の指導員が、学校まで迎えに来てくれるのですが、
下校時には昇降口や校門が、たくさんの子どもでごった返すなか、
無事に指導員の先生と会えるかどうかな‥とドキドキ。

下校時刻に緊急連絡が来るのでは、と
職場で携帯をチラチラ気にしながら過ごしていましたが、
取り越し苦労だったようで、一安心。

帰り道、娘に聞いたら、
「すぐに先生に会えたよー」
「今日は、おこずかいデーで、みんなでお菓子買って楽しかった♪」
とのこと。

心配、安心、心配、安心‥
3人目ですが、一人ひとり個性が違うので、
やっぱり同じように気を使いますね。

いよいよ末っ子が入所

1日より、学童で新入生の受け入れがスタートし、
我が家も、末っ子長女さんがドキドキしながら初登所。

兄2人(卒所した長男も、中学の入学式まで通ってOK!)と
同じ学区の上級生たち一緒に行きました。

お迎えに行くと、上級生と一緒に楽しそうに遊んでいました。

先生からは、「いい子にしていましたよ!」と褒められて、まずは一安心。
なんせ、入所前に学童に遊びに来たときは、はしゃぎまくっていたもんで、笑。

家に帰ってから、娘に「学童どうだった?」と聞くと、
「楽しかったよ☆」
これにもホッとしました。

学校が始まると、戸惑いもでてくると思いますので、
あせらず、よく様子を聞きながらやっていきたいなと思っています。

ついに卒所

先週、学童の入所歓迎会&卒所式がありました。
 
我が家の末っ子長女はドキドキしながら入所歓迎会に登場。
今年は、たくさんの新1年生がいるなかで、無事に自己紹介できました。
 
そして、6年生の長男は、ついに卒所‥
 
卒所式では、卒所する6年生だけでなく、
その親もみんなの前に出て、スピーチをします。
 
私はうまく話せる自信も泣かずに話せる自信もなく、
夫にスピーチをお願い(押し付け?)しました。
 
夫の話が、長男が1年生の頃、キッズに行かず、
一人で私の職場に行こうとして迷子になり、
交番に保護されたときのこと、になると、
涙がポロポロ出てきてしまいました(やっぱり)。
 
どの親御さんからも、卒所までのドラマや成長が語られて、
今年も感動的な、いい卒所式でした。
 
そして、あらためて、いろんなドラマといっしょに歩んでくれた
学童の先生&みなさんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 
この5年11か月、学童で過ごしてきたからこその、
親子の成長、つながりを実感。
 
我が家は、これから、また新たな6年間がスタート!
楽しみです。
 
(学童からいただいた卒所祝いのお花
 

江戸川区のママたちが


お久しぶりです。約3年ぶりの更新です。

我が家は、春から長男が中学校進学となり、いよいよ学童を卒所します。
次男は、4年生になるので、高学年活動がスタート。
そして、末っ子の長女が、小学校入学するので、こちらは学童に入所します。

この約3年間、いろいろありましたが、
学童のおかげで、安心して働き続けられていることは確かです。

子どもたちも、学童の子どもだけでなく、OB・OGや親御さんからも刺激をうけて、
趣味や将来の夢の幅を広げている姿は、頼もしいですね。

さて、久々に更新したのは、
末っ子が大きくなってきて、ちょっと余裕がでてきたことと、
あと、最近、東京で学童をなくして、全児童対象事業に一体化するところが増えるなかで、
こんなニュースを見つけたからです。

江戸川区で母親らの団体が「学童保育」と「子ども教室」の一体化に物言い!
http://irorio.jp/kawasemi_tubasa/20140203/108698/

「子ども教室」をつくるのは、全然よいと思うのですが、
そのなかに学童を吸収するというのは、 やっぱり無理がありますよね‥。

こんな記事も。

「子どもの居場所どうする 放課後教室と学童の一体化」(朝日新聞、2013年11月23日)
http://www.asahi.com/articles/TKY201311220509.html

実は、長男がキッズに行かなくなったときに、
「東京なら学童がある。もう帰ろうかな(私は東京の学童育ち)」と
真剣に考えていたのですが、
今となっては、どこに行っても大変で、
子育ての環境をつくるには、 親が意見を言っていくしかないんだな‥と、
思うようになりました。

また、ちょくちょく更新したいと思います。 よろしくお願いします。