「小児科医が警鐘! 放課後子ども教室へ移行しゆく“学童クラブ”の現状」

ネットで、こんな記事を見つけました。
「学童と放課後の本質をわきまえた区別は必要」という小児科医の指摘には、
うなづくところが多くありました。
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「小児科医が警鐘! 放課後子ども教室へ移行しゆく“学童クラブ”の現状」

 『“学童”と“放課後”はどちらも児童が放課後を安心して安全に過ごせる場所という意味では決して対立する概念ではないため、一体的に進めることは可能です。ただし、“学童保育”というものの本質をわきまえた区別は必要と考えます。

たとえば、東京都のある区では学童と放課後を一体化してから学童登録の子どもまで“おやつ”を廃止しました。管轄する教育委員会の説明では、「分け隔てなく対応するため」という言葉が使われていましたが、これは小児科の医師としては看過できません。“学童登録”の子どもたちは夜の7時頃まで親に会えないのです。当然お腹もすいてきますし、仲間や指導員の人たちとおしゃべりをしながら一緒におやつを食べて過ごす時間は、子どもの心身の健全な発達のために必要です。

また、その区の別の一体型教室では、「熱が出た」というので保護者が子どもを迎えに行ったら、「何十人もの子どもたちが飛び回る教室の床の上にじかに寝かされていて毛布もなく、子どもが悪寒に震えていた」という報告も、実際にあります。これなども、純然たる“学童保育”の当時ではありえなかった問題の一例です』(前出・小児科医)

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