いよいよ春休み

無事に終業式もおわり、春休みに突入。

朝から学童に行く生活にウキウキしているようすの長男。
それもそのはず、初日から映画に行ったようです。

親の私たちも、春休みのお弁当づくりに備えて、ハンバーグを作り置き(10個くらい冷凍しました☆)。初日は、そのうちの2つをおかずにしてもたせました。

春休み初日は満喫した様子の長男でしたが、
「映画面白かった〜!!」
「でも、なんか、お弁当のハンバーグしょっぱかったー…!」

マジっすか(涙)献立考え直しか…

とはいえ、春休み2日目は、食事づくりデー。

お昼ご飯を子どもたちで作ります。
これは、子どもはもちろん、親もお弁当づくりから解放される貴重な行事。行事予定表を持って返ってくると、親が真っ先にチェックするのは、この日でしょう(笑)

メニューはチャーハンだったそうです。

そんな2日目の帰り道、学校でのことも学童でのこともあまり話してくれない長男ですが、気分が良かったのか、入所歓迎会&卒所式のことを話してくれました(断片的…笑)。

長男「入所歓迎会で、オレはちゃんと挨拶したよ」
私「へぇ〜、なんて言ったの?」
長男「新2年の○○です。これからコマの空中お盆のせをやりますって言った」
私「えー!コマの空中お盆のせって何!??」
長男「だから、コマをまわして、手に持ったお盆にのせるのっ」
私「えーーー!!そんなことできるの?すごいじゃ〜ん。で、みんなの前でやったの?」
長男「やったに決まってんだろっ」

コマの空中お盆のせ…すごいじゃん。いつの間にそんなことができるようになったんでしょうか(感動)。

私「卒所式で泣いてる6年生いた〜?」
長男「いたよ。でも、誰かは言わねー」

だんだん親の会話パターンを読めるようになったようで(笑)、
なかなかもどかしい会話が多くなってきました(笑)。

いずれにしても、短い春休みですが、6年の卒所、新1年の入所…
ドキドキ、ワクワク。子どもの気持ち(親も?)も高揚しているのかもしれません。

「入所&卒所式」という階段

先日、学童で入所歓迎会&卒所式がありました。

本当に残念なことに、私はどうしてもの土日出勤のため参加できなかったのですが、夫の話によると「一年生の新鮮な緊張はなつかしいなぁ。卒所生とその父母が、子どもと自分の成長を笑いあり涙ありで話していたのに感動したで」とのこと(行きたかった…涙)。

そして、この行事の後、我が長男にも変化が。

実は、最近ちょっと荒れ気味だったのと、

あと時々、学校に行く前に

「今日お仕事お休みして。学校と学童お休みしたい。学童は毎日じゃなくてもいいんだよ」

なんて、不吉な(笑?)ことを言っていたので、「行き渋りの始まりか?!」と、親としては戦々恐々していました(子どもの風邪が続いて、これ以上休めるわけないだろう〜っ!)。

ところが、この行事の後、こうした言葉はピタリとなくなりました。

それだけでなく、いつも通りの時間にお迎えにいっただけなのに、

「お迎え早すぎっ(怒)!遊ぶために宿題を終わらせたところだったのに、早くお迎えにくるから遊べなかったじゃん(涙)!!!」

と帰り渋ったり…(笑)

さらに、家でのふとした瞬間に

「オレも、1年の4月からキッズじゃなくて学童に行きたかった」とか
「いまの6年がいなくなったら寂しいなぁ〜」

なんて言っていたり。

そんな長男の姿に「そっかぁ、進級するのにあたって何かそわそわしていたんだなぁ〜」と思いました。

たしかに、いま1年生の長男にとっては、初めての進級(当たり前だけど)。

これから新1年生が入り、6年生がいなくなる…話しには聞くけど、それってどんなこと?誰が来るの?オレはどうなるのーっ!?みたいな、気分だったんだな、と。

そんな漠然とした気持ちのゆれを、入所歓迎会&卒所式は吹っ飛ばしてくれたのでしょう。

学童での節目節目の行事は、子どもの心の成長にとって大事な階段であり、その意味の大きさを感じました。

放課後の「自己責任」

実は、先日、再々再度、市に対して質問をしました。「17時以降の利用児童が半減していることについて」という趣旨で、実態調査などを提案しました。

それに対する回答が来ました(下記)。

ん〜、あまりにも当たり障りのない回答…(笑)

利用をやめる理由については、「勤務形態の変動だけでなく、地域にある放課後児童クラブや塾、習い事の利用等、それぞれのお子さまの状況によるものもある」

そりゃ、学童でも途中で退所する子もいて、その理由は様々です。しかし、そういう事情を把握していかなければ、事業の改善はできないのではないかと思うのですが、そういった実態については把握していないということなのでしょう。

私が、キッズクラブに関する市の姿勢で一番気になるのは、「留守家庭児童も対象」という看板を出しておきながら、実際には「留守家庭児童に対するケア」について、まともな検討がされていないことです。

キッズクラブに関する市の姿勢には、そういう責任感が感じられず、やはり「来るも来ないも個人の自由」という名のもとに、結局子どもが放置されているだけ、という印象が拭えません。

私の知り合いで、キッズクラブを17時以降も利用している方のなかには「キッズの放っておかれ具合が、うちの子にはちょうどいいみたい(笑)」とおっしゃる方もいます。

それは、それでいいのかもしれません(そういう人は少ないですが…)。

でも、それをキッズクラブの特徴にしてしまうと、じゃあキッズクラブが掲げる「遊びと生活の場をかねた施設」というのは、何??看板倒れじゃないか、と思ってしまうのです。

それなら、はじめから「キッズの特徴は、子どもが放っておかれることですよ〜。それがキッズの自由で、いいところです」と言われたほうが、中途半端に「遊びと生活の場をかねている」と言われるよりも、ずっと安心(笑)。

ちょっと長くなってしまいましたが、私がキッズクラブに一番モヤモヤするのは、そういうところかもしれません。

共働きの親にとって、自分たちが留守の間に、子どもが安全で楽しく過ごす場があるかどうかって、自分が生き生きと仕事を続けていく上で不可欠の条件です。

だからこそ、自分の子どもにとって、放課後にどういう居場所があるのか、正確に知りたいと思うわけです。

情報が不正確なまま、選択を迫る。なのに、最後は「来るか来ないかは自己選択」「自己責任」ですよって、あまりに無責任じゃありませんか?

とはいえ、現場の方たちは頑張っていらっしゃると思いますし、市も「運営法人や現場スタッフと打合せを随時行うとともにヒアリング等を行い、現状の把握、分析を行い」ともありますので、是非とも現状の把握、分析をして、改善をはかっていってほしいですね。

ちなみに、17時以降の平均登録児童数は、3月末時点で11名ではなく18名だった(8月末と同じ)との訂正がありましたが、平均利用児童数については訂正がありませんでしたので、やはり利用児童数は年間を通じて半減しているということなのでしょうか。

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 17時以降における「放課後キッズクラブ」の登録状況についてですが、以前の回答の中で、平成19年度に年間通じて「放課後キッズクラブ」を運営した30か所では、翌年3月末は525人(1か所平均11人)とお答えしましたが、1か所平均18人(525人/30か所=18人)の誤りでした。誤った回答をしまして、誠に申し訳ございませんでした。
 利用をやめる理由としては、勤務形態の変動だけでなく、地域にある放課後児童クラブや塾、習い事の利用等、それぞれのお子さまの状況によるものもあると考えられます。
また、施設については、学校教育に影響がないよう学校施設のうち、余裕教室となっている教室を中心に使用しているため、一定の制限が生じることについてご理解ください。
以前の回答でも申し上げましたが、学校を始め、「放課後キッズクラブ」の運営法人や現場スタッフと打合せを随時行うとともにヒアリング等を行い、現状の把握、分析を行い、利用するお子さまが、楽しく安心して過ごせる居場所づくりに努めていきます。

「学童にくればいいのに」

最近、心なしか荒れ気味の長男。妙にイラついていたり、わがままを言ってみたり…さほど気にしていなかったのですが、今日本音がポロリ。

「俺なんか、いっつも一人で学童に行ってるんだゼ!ふんっ(涙涙涙)」

弟の保育園でのお遊戯発表会や遠足が、今年は平日に行われるために長男が参加できないことに文句を言っていたときの一言。

「あ!これだったのか!!」

と思い、ハッとしました。寂しくなって、思わずこぼれた一言でした。

長男の小学校は大規模校にも関わらず、小学校区に学童はなく、保育園時代の友達5〜6名ほどと一緒に入学と同時にキッズクラブに入り、長男だけが学童に移った経過があります。

その保育園時代の友達が、いまもキッズに行っているかというと、2人はキッズには行かなくなっている、4人は行っても一人で帰っていい時間まで。いまだに17時以降も利用している子は、Aくん1人だけです。

長男は「学童は大好き!(キッズは絶対行かないっ)」と言い、毎日楽しそうに通う姿に安心していた矢先。「学年で学童に行っているのは僕一人だけ」ということに、いつも寂しさを感じているのだ…と、思い知らされ、親としてはショックでした。

長男は「みんな学童にくればいいのに」「学童のほうが、ずっとずっと楽しいのにさ」とも、もらしていました。

たしかに先日の、横浜市の回答によると、キッズクラブは年間を通じて登録児童総数は増加しているが17時以降(留守家庭児童の利用)の登録数は半減している、とのこと。長男の思いにも、根拠があります。

この日の晩は、Aくんを長男が、Aくんのお母さんを私が学童に誘うという約束をして寝ました。

それにしても、そもそも小学校低学年の留守家庭児童が、入学当初から「学童かキッズクラブか」の選択を迫られる必要はあるのでしょうか。

私たち親子の悩みはつきません。

神奈川連協の研究集会に


去る3月1日に、神奈川県の学童連絡協議会が主催する研究集会が横浜開港記念会館であり、学童の指導員の方に誘われて参加してきました。

午前は基調報告や来賓挨拶、記念講演。

来賓あいさつでは、神奈川県議会議員の方がきていました。その議員さんの話では、神奈川には全国で唯一、自民党から共産党までイデオロギーを超えた学童議連がある、とのことで、ちょっと意外な感じに驚きつつも、感動。

しかも、学童の運動と、そうした議会の動きがあってか、次年度の学童予算は前年度比1億5000万円も増額されるとのことでした。

記念講演では、元児童館職員で、いまはNPOを立ち上げて遊びの達人?をしているという北島さんの、子どもらしさにふれた体験談に大爆笑。

何かと「危ないから、便利だから」と大人たち(自分も)が、子どもが子どもらしくいられる場を奪っているのでは、という問題提起、「子どもらしさを守れるのは、いまや学童じゃないか」というメッセージに聞き入りました。

すごいよかったです。

帰宅後に、夫に話すと、夫も爆笑しながら「忙しい生活の中で忘れがちなことに気づかせてくれる話っていいよね」と話していました。

午後は分科会。

お隣に座った、某市の父母の方とお知り合いになり、同じ県内の学童で料金など全然違うんだなぁ、と思いました。

あと、この研究集会は「指導員学校」もかねているらしく、指導員の参加が多く、分科会では指導員の様子や悩みも聞けて、すごく参考になりました。

ちなみに、写真は開講記念会館内のステンドグラス。解説によると、ペリー乗船のポーハタン号が入港する様子が題材。1923年の関東大震災で焼失したものを1927年に復旧したものだそう…っていうか、80年以上も前につくられたものとは思えないほど、キレイ☆