前回の市からの回答では、17時以降の登録&参加児童数の変化については書かれていなかったことは、すでに書きました。
そして、市に対して「留守家庭児童と思われる17時以降の参加児童数はどのくらいいるのか」と再度質問してみました。
そうしましたら、市から以下の回答が返ってきました。
その回答を読んでみると驚くべき、というか予想通りと言いますか、「放課後キッズクラブ」の17時以降の利用児童は年度始めから年度末にかけて半減していることが明らかになりました。※H19年度
<17時以降>
○登録児童数 平均21人(4月末)→18人(8月末)→11人(翌3月末)
○参加児童数 平均13人(4月末)→9人(8月末)→7人(翌3月末)
登録児童、参加児童ともに年度始めから年度末にかけては半減していますが、私が一番驚いたのは、参加児童数が8月末には4月の3分の2にまで減っていることです。
つまり、少なくない留守家庭児童が短期間に、キッズクラブを利用しなくなっているのです。
我が長男は5月末には、行きたがらなくなってしまい、学童に移りましたが、それは何も特殊な事例ではないということを、この数字は表しているのではないでしょうか。
ちなみに、学童クラブ(少なくとも長男が通っている)では、年間で児童数が半減するなんていうことはあり得ません。
キッズクラブは、留守家庭児童も対象にした施設ということになっています。本来、親が家にいなくて「家に帰っても寂しい」「安心して過ごせる場所があればいきたい」と願っているはずの子どもたちが、キッズから短期間に離れていっているーー
その原因について、プログラムだけでなく、職員の配置、留守家庭でない児童との関わり方など、そしてなにより離れた子どもたちの思いを聞いてみるなど、様々な角度から検討してみるべきではないでしょうか。
市は「キッズクラブは学童代わりになる」ということで学童には補助金カット、保護者をキッズに誘導するなど冷遇しておきながら、肝心のキッズクラブでは、留守家庭児童へのケアはなおざり…
横浜市の働く親、留守家庭児童の安全と安心をないがしろにする姿勢に憤りを感じてしまいます。
もし、「キッズクラブでは留守家庭児童の対応までできない」というのであれば、横浜市は、きちんと学童クラブを財政的にも位置づけて、留守家庭児童が安心して過ごせる場所をつくる責任を果たすべきではないでしょうか。
途中でキッズクラブを離れざるを得なくなってしまった共働き親子の方が、いったい今、どんな風に放課後を過ごしているのかを考えるだけで胸が痛む思いです(涙)
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ご指摘をいただきました件について、次のとおりお答えします。
17時以降における「放課後キッズクラブ」の登録状況についてですが、平成19年度に年間通じて「放課後キッズクラブ」を運営した30か所では、4月末は620人(1か所平均21人)、8月末は531人(1か所平均18人)、翌年3月末は525人(1か所平均11人)となっています。
また、1か所1日あたりの17時以降平均参加児童数は、4月末は13人、8月末は9人、翌年3月末は7人です。
なお、全体の登録率では、平成20年10月末現在53か所で52.7%ですが、うち1年生が90.6%、2年生が80.2%、3年生が65.6%と学年が上がるにつれて減少する傾向にあり、高学年の参加の促進が、今後取り組むべき課題であると考えています。
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