「習い事渡り鳥」

近所の自転車屋さん家には、
我が長男の一つ上(現3年生)の娘さんがいて、
隣町の小学校に通っています。

奥様も自転車関係のメーカーにお勤めで、
娘さんは、いわゆる「留守家庭児童」。

先日、次男と末娘を迎えにいった後、
自転車屋さんに行ったときのこと。

自転車屋さん「あれ〜、お兄ちゃんは?(我が家の家族構成を知っている)」

私「お兄ちゃんは放課後、学童に行ってるんですよ〜。自転車屋さん家の娘さんは、放課後どうしてるの?」

自転車屋さん「1年のときは、ハマッコに行っていたけど、うちの子不良だから(笑)すぐやめちゃって、家でフラフラしてたんだけど、今は暇だからって、毎日なんかしら習い事に行ってるよ」

私「習い事って、一人で行ってるの?」

自転車屋さん「そうそう。スイミング、学研教室、バレエ。『習い事渡り鳥』だよ(笑)」

私「結構やってるね〜」

自転車屋さん「最近はスイミングとバレエは飽きたからやめたいって言っててさぁ。でも、バレエは『新しいレオタード買ったばっかりでしょ』って、カミさんにケツ叩かれながらいってる(笑)。学研教室も、行くのは楽しいらしいんだけど、宿題やらないから、これもカミさんに怒られてるし…、お金もすごいかかる上に、毎日怒られてばっかだよ〜(笑)」

「習い事渡り鳥」かぁ…。
いや、「放課後難民」??。

娘さんは、興味関心にまかせつつも、
いろいろな習い事「教室」に行きながら、
放課後の「本当の」居場所を探し求めているのかもしれません。

私も小学生の頃、学童に通っていましたが、3年生で卒所だったので、
4年生になってから、いろいろ習い事をしたり友だちの家に入り浸ったり、
いま思うと、一生懸命「居場所探し」をしていたと思います。

「いろいろ習い事させたい」という親御さんには好都合かもしれませんが、
私は何か切なくなってしまいました。

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