キッズ指導員の温かい言葉
横浜市に公開質問!
前回の件について、「キッズクラブが留守家庭児童のニーズに合っているのかなどについて実態調査をしてほしい!」と横浜市に公開質問、というか要望をメールしてみました(以下)。
2週間以内に回答があるそうですが…どんな回答が返ってくるでしょうかね。
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小学1年の子をもつ親です。現在、共働きをしております。
入学当初、放課後キッズクラブにも留守家庭児童への対応がある(19時まで預かりなど)とのことで、キッズクラブに参加しておりました。
しかし、入学後数ヶ月で、本人の「キッズクラブには行きたくない」との希望で、現在は学童クラブに入所し、お世話になっております。
キッズクラブにも学童クラブにも、子どもの個性によってあうあわないはあるのでしょうが、私の周囲で共働きをされているご家族の話を聞くと、我が家と同様に、留守家庭にも関わらず1年生の途中から「キッズクラブには、行きたがらない」などの理由で、キッズクラブそのものに行かなくなった、または17時以降の利用を取りやめておられる方を少なからずみかけます(私の場合、学童クラブではそのような話はあまり聞きません)。
市のホームページなどを拝見しますと、放課後キッズクラブは「すべての児童を視野に入れ、「遊びの場」と「生活の場」を兼ね備えた安全で快適な放課後の居場所づくり 」として取り組み、留守家庭児童も含めて「健全な育成を図ることを目的」としているとあります。
しかし、正直申し上げまして、小学校1年生の段階から留守家庭児童がキッズクラブを離れるケースが少なくないうえ、帰宅した子どもたちの状況を聞くと、親が帰ってくるまで「一人でWii(テレビゲーム)をして待っている」「一人で寝ている」などといいます(また中には、「夏休みに一人で横浜駅まで買い物に出かけていた」という三年生の話も耳にしました)。
一年生が親が帰宅するまでの放課後の2~3時間を毎日一人で家で待つという状況は、子どもにとっても、親にとっても決して好もしいものではないのではないと思います。こうした状況を聞きますと、キッズクラブが留守家庭児童にとって「生活の場」として継続して通える居場所にはなりえていない、また「健全な育成を図ることを目的」としながら、実際はその目的にそぐわない状況になっているのではないかという印象を持たざるをえません。
個々の子どもたちが、キッズクラブに通う選択をするかどうかは、各家族の判断、責任であるとの一面もあるとは思いますが、他面では、子どもたちが通い続けることのできない実態がキッズクラブにはあるのではないかとの疑念も払拭できません。
まずは、市として留守家庭児童がどの程度系統的にキッズクラブを利用しているのか(年度始めと年度終わりでの登録児童数の変化、経常的な参加者数など)、途中でやめてしまう留守家庭児童がそのような選択をした理由などについて調査し、キッズクラブが学童クラブ的機能を本当に果たしているのか、留守家庭児童とその保護者のニーズに応えるものになっているのかについて、市として検証していただけないでしょうか。
止まらない「脱キッズ」?
切ない(涙)!
入学説明会で
学童父母だからこそ
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私たちの考える「学童クラブ機能」 (世田谷区学童保育クラブ父母連絡会)
学童クラブは、子どもたちの「生活の場」です。特に理由がない限り「行かねばならない場所」です。来るはずの 子どもが来ない場合、指導員と親が連絡をとり、子どもたちの安全を確認します。行っても行かなくてもよい「遊び場」であるBOPでは、これは必ずしも必要がなく、行われません。
学童クラブでは、子どもたちの心・身体の状態に継続的な目配りがされ、異変を早期に見つけ、指導員と親が連 絡をとりあって対応します。連絡帳がないBOPでは親からの連絡は困難ですし、継続的に接していないと日頃の変化もわかりません。
学童クラブでは、子ども同士が互いに関わりながら成長します。一緒に遊ぶ点はBOPも同じですが、子どもたちの関わり合いを継続して見ている指導員により、『遊び』以外の、子どもの状況に適した対応もとられています。また、いじめ・けんか等に際して、適切な対応が可能です。子どもの状況をよく理解しないのでは、これは望めません。
学童クラブがこのような機能を果たしてくれるからこそ、さまざまな問題が起こっている中、父母たちも安心して働くことができます。「少子化」対策、「子育てと仕事の両立」支援の上で、学童クラブは、なくてはならない事業です。働く女性を支え、男女共同参画社会を実現する上でも不可欠な事業です。
学童クラブの機能は、「出欠確認(居場所確認)」「連絡帳による連絡」「補食の提供」など外形でとらえられる行為だけではありません。子どもひとりひとりの心身の状況、子ども同士の人間関係等に応じ、適切に働きかけつつ子どもたちの健全な成長を促す「保育」の機能は、学童クラブの機能の極めて大事な柱です。私たちは、こうした実質的な機能が希薄化しつつあることを心から憂慮しています。
百人一首に挑戦!
学童で百人一首に挑戦中の長男。